プリンス ツアーNXグラファイトSP(Prince TOUR NX Graphite SP)

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これが現在の主戦ラケットです、2004年の発売ですからもう6年も前のラケットになるんですね。
なにせ中古で買ったのであまり吟味せずに買ってしまいました(笑)
そして写真を見て気づいた方もいると思いますが、久しぶりにテニスをやろうと道具を揃えたのに2本も買っているこのアホっぷり(w
どうもバリバリやっていたときの習慣でラケット2本無いと不安なんですよ。
 
これはプリンスが名機グラファイトの後継機種として開発したラケット。実はグラファイトの後継と呼ばれるラケットは何度も出しているのですが、やはりどのラケットも本当の意味での後継にはなれていないのが実情。このNXグラファイトも結局ロングセラーにはなれず販売終了してしまっています。

でも正直なところこの落ち着いた色で作ってあるのに、表裏で色が入れ替えてあるという派手な感じが好きでルックスで選んだといっても差し支えありません(w
 
ただしこのラケットはプリンスとしてはかなり本気で作っているのが分かります。当時の最新技術を全部投入して作られていました。
 
トリプルスレットタングステンという技術で、ラケットの2時方向と10時方向、そしてグリップ部分に比重の重いタングステンを使って面安定性を高めています。また2枚の薄いラケットを貼りあわせる「MOREテクノロジー」という技術を使っています。この製法自体は昔っからある発想なんですが、強度を保つのが難しいとされてきました。この当時のプリンスは非常に頑丈に作ることに成功して、競技用ラケットにも搭載したのがこのモデルです。構造上ねじれに強いのでコントロールは付けやすく、スピンもしっかりかかります。薄いフレームなのでしなりもある程度あるのですが、そのわりに打った感じが硬いのが難点でしょうか。
 
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グラファイトのお約束であるダブルブリッジも付いているんですが、MOREの影響でここも2本に分かれているんですね。さらにグリップ部分も「エアハンドル」という名称で、フレームと一体成型されています。この部分は振動を抑える名目で十字の切割が入っています。グリップ上部までこの切割が入っているのも特徴ですね。
 
グリップは本来はシンセティック(人工皮革)タイプなのですが、天然皮革のグリップに交換してあります。どーむは頻繁にグリップの握りを変えてプレイするので、硬い天然皮革の方が角が分かるので使いやすいんですね。
 
個人的にはもう少しマイルドなラケットでも良かったのかなぁと思わなくも無いのですが、グリグリとスピンをかけるどーむにはちょうど良いラケットだと思っています。