エスチューサ パワービーム(Estusa Power Beam)

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これもちょっと変わり種ラケット。

往年の名選手ボリス・ベッカーが使っていたラケットとして有名です。このエスチューサと言うブランド、ベッカーやらコナーズやら世界ランキング1位を獲得したことのある選手と契約していたのですが、現在ではブランドごと姿が見えなくなってしまいました。

ベッカーはもともとプーマが作っていたラケットを使っていたんですが、プーマはテニス事業から撤退してしまいました。アメリカのエスチューサがデザインから形状まで引き継いで生産することになり、ベッカーもエスチューサのラケットを使ってプレイしていました。一枚目の写真でもこのラケットを使っていますね。
 
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ブリッジ側の横幅が広くトップ側が狭い独特のティアドロップ型のラケットフェイスが特徴的です。トップ側を拡げたラケットはたくさんありますが、ここまでブリッジ側を拡げているものは珍しいです。個人的にはイマイチこの形状のメリットが良くわかりません(^_^;)ベッカー自身もこの形状に最後までこだわっておきながら、現在自身のブランドではこの形状のラケットは作っていません。。。

実際ラケットとしてはどうかと言えば。。。

どうにもこうにもボールが飛びません(笑)

意外と打った時の衝撃は腕に来ませんが、真ん中を外すと見事に失速します( ̄▽ ̄;)
そもそも92平方インチのミッドサイズラケットに55~65ポンドというテンション設定が間違っていると思う(w

私は55ポンドで張ってもまるで使うことができず、結局縦53/横50ポンドまで落としてようやくまともに打てるようになりました。それでも今時のラケットのように合わせるだけではまともにプレイできませんので、しっかりボールをひっぱたいてやる必要があります。
 
たまに引っ張り出して遊んでいますが、今の腕力では本気でやるときには使えないなぁ。。。