エス・テー・デュポン デフィ万年筆(S.T.Dupont Defi)

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最近結構気に入って使っているペンの一つ。
高級モデルを中心に展開しているブランドS.T.デュポン。もともとは皮革製品を扱うブランドでしたが、第二次世界大戦のころから金属を使ったライターなどの生産で発展、1973年から筆記具の生産に参入しています。

定価ベースで行くと49,350円という結構高額なペンですが、実はS.T.デュポンとしては最も安価なシリーズになります。他のペンがどんだけ高いんだという話なんですがw
http://www.st-dupont.com/ja/catalogue/pens/dehuiburatukumo-nian-bi

ボディ&キャップはシルバーとブラックのコントラストが美しいデザインを採用しています。シルバーのフレーム部分は射出鋳造という技術を使ったアルミ合金製。黒い部分はカーボンファイバープラスチックで作られています。金属フレームを全体的に採用しているわりには軽く、実用的な範囲に収まっています。
 
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キャップは2点支持の嵌合式。パチンと気持ちよく留まるのですが、真円ではない軸なのに場所が固定できないのはちょっとマイナス。この方式でぐるぐる回ってしまうと傷がついてしまいそうです。

S.T.デュポンのペンの特徴である長いクリップも健在。
昔のクラシックシリーズなどとは違いスプリングクリップ(正式名称はアーティキュレーテッド・クリップ)になっていて結構コレは使いやすいです。

軸径は黒い部分でφ11.8mm、金属部分でφ13.6mm。全長は収納状態で152mm、キャップ無しの筆記状態で133mmとなります。キャップは尻軸に一応挿しこむことができますが、ぐらぐらするので基本的には挿さない方が良いでしょう。

軸にかなり明確な段差がある為、握る位置によっては結構持ちにくいと感じる方もいると思います。
 
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ペン先はS.T.デュポンとしては初のスチールニブ。
2年の研究の結果開発されたと銘打たれていますが、書き味は特筆するほどの物ではありません。鉄ペンと言われて驚くような柔らかさはなく、見事なガチペン(笑)
 
インクフローが豊かで安定しいてるので、多少ペンポイントの状態が悪くてもそれなりに書けてしまいます。購入した状態では引っ掛かりがあった為調整を施してもらい使っています。

仕事の際に使っているとデザイン的に結構目を引くようで、相手からの反応が良いのが嬉しいところですね。結局使う頻度が上がるのはそういう部分だったりするんです(*´艸`)