キングセイコー ファーストモデル

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セイコーの昔のフラッグシップモデル、キングセイコーの初代モデルです。
5ビートテンプのムーブメント、25石、14K金張り、亀戸精工舎製造
1961年~1964年まで製造されていたモデルで、私より年寄りだったりします。

今私が日常的に使う時計の中で唯一の機械式時計、手巻きなので油断して良く止めてしまいます。本当は機械式時計は止めないほうが良いんでしょうけど(^_^;)

実はコレは購入した物ではなく、学生時代友人宅で半ば朽ち果てていた物を譲り受け必死で復活させた物です。今考えたらよくくれた物だと思いますが…

柔らかい歯ブラシと中性洗剤で汚れを落とし、割り箸や爪楊枝、ウェスを組み合わせて磨き、超細目のコンパウンドで仕上げました。コンパウンドを使うのにはかなり勇気が要りましたが、素人仕事の割には綺麗に出来たと自惚れております。

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オリジナルの尾錠は譲り受けた時点で既に失われており、その当時付いていたクロコのベルトも相当ひどい状態でしたのでベルトを交換しました。その後何度かのベルト交換を経て、さらに尾錠を再度プッシュ式のロックタイプに交換してあります。

知らない人が見るとただの古い時計ですが、私にとっては自分で必死で磨き上げた思い入れのある時計です。古い機械式時計独特のテンプが刻むカチカチという音がなんとも心地良く響きます、デザインもシンプルそのもので非常に見やすいモノになっています。

さすがにこの時計はスーツ専用にしています、カジュアルな服にはちょっと合わせづらいんですよねぇ。