スティピュラ デュエット(Stipula DUETTO)

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イタリアはフィレンツェの中堅メーカースティピュラのデュエットというペンです。
例によってオクで安かったのでポチリと…( ̄▽ ̄;)

とっても素敵な木のケースに入って送られてきました。
軸もとても綺麗なレモンイエローの縞入りのもの、これがこのデュエットのために開発されたと言われている「セルクライド」という素材。

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おそらくアクリル系だと思いますがセルロイドのようなルックスになっていて面白い素材です。ただ、こういう素材なのですから首軸、胴軸、キャップとある程度縞を併せてくれれるともう少し萌えられるんですがね~

せっかくな綺麗な軸なのにで首軸が真っ黒だったりすることが多いのですが、デュエットは同じ素材で首軸も作ってあります。これは独特のルックスになってどーむ好みですね。

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軸についてのもうひとつの特徴が、分割する位置なんです。
通常カートリッジ/コンバータ両用式の万年筆の首軸(ペン先がついている部分)は軸の前方2~3cmの部分が外れるようになっていることが多いのですが、このペンは軸のほぼ真ん中で真っ二つに分かれるようになっています。
ただ、このペンはヨーロッパ共通カートリッジを使うのですが、カートリッジをしっかり差し込むと首軸が長すぎて、外すのに一苦労してしまいます(笑)

キャップを固定するねじ切りが首軸の一番先頭にあるのも変わってますね。

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ペン先だって変わってます。

なんとチタン製ペン先なんですね~

最初にチタンニブと聞いたときに「えらく硬いんじゃないか」と思っていたんですが、素材が硬い分びっくりするくらいニブ自体が薄く作られてます、見た目頼りないくらいペラペラのニブです。
その分非常に柔らかで、独特のタッチを演出してくれます。

ただ、ただね。。。

イリジウムの付け方が雑すぎ(w

ルーペで見ると端っこは波打ってるし、黒く焦げたような跡もある。紙に当たるところ以外は研磨もテキトーです( ̄▽ ̄;)

なんだかんだ言ってもイタリア物はやっぱり綺麗なので萌えます…
工業製品としては相当ポンチで、インクが出るかどうか心配しなければいけないというのに。。。