ウォーターマン カレン メリディアンシルバー万年筆(Waterman Carene MeridianSilver)

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ウォーターマンの中級ラインにあたるカレンです。
カレンはラッカー&シルバートリムの標準モデル、銀メッキキャップ(パラジウムコート)&ゴールドトリムのデラックスに加えて、このメリディアンシルバーがラインナップされています。
(日本未発売のバーメールキャップもあるらしい)
http://www.waterman.com/jp/style/pens/product/carene_deluxe

軸の基材はブラス(真鍮)で銀メッキの上から更にパラジウムコートが施されています、カランダッシュのエクリドールなどと同じスタイルですね。
ボディ全体にキャップから放射状に伸びるラインが彫刻されており、かなり華やかな雰囲気に仕上げられています。もっと直球に表現するとかなり「派手」なペンです。

例によってネット入手ですがえらい安かったです、定価36,750円ですが約6割引で購入(w

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軸径はφ12mm、金属軸のペンとしてはかなり太いペンです。
このサイズでブラスですからかなり重いペンです。キャップを小さく作っているので筆記時はそんなに重さは感じませんが、それでもペンの前を持たれる方だと書きづらいと思います。万年筆に慣れていてペンの重さで書ける方のほうがより楽しめると思います。

尻軸部分が非対称デザインになっており、象嵌タイプのペン先とあいまってかなり個性的なルックスのペンです。キャップは嵌合式、かなりカチッと嵌まる感じですね。

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ペン先はどーむの好きな象嵌型(インレイド)ニブ、独特の形状をしています。
18金(パラジウムコート)のペン先なのですが、コレがむちゃくちゃ硬いんです。まぁ見るからにしなりそうも無い形をしていますが、見た目どおりに硬いです。

インクフローを潤沢にして、書き味を稼いでいるタイプのペンですね。
字幅はF(細字)です、ご存知の方も多いと思いますが、欧米メーカーのFは日本人の感覚で行くととても「細字」と呼べないものも多いのですが、さすがウォーターマンちゃんと細字が書けます(w

思っていたよりずっと派手で、ちょっと仕事では使いづらいかもしれませんね( ̄▽ ̄;)
今回は最初に見たときから入れるインクが決まってます、石丸さんに作っていただいた薄霞を入れて使う予定です。


1/10追記
ウォーターマンらしくある程度筆圧掛けてやらないとインクが綺麗に出ません、軽く紙に当てるだけという書き方だとスキップしますね。