ペリカントラディショナルM250（Pelikan Traditional M250） - どーむのでらペン日記【移行版】

ペリカンの廉価版シリーズトラディショナルの金ペンモデルM250です。
万年筆にハマり始めの頃に購入して、スーベレーンM400を買うまでは主戦で使っていたペンです。

トラディショナルはスーベレーンシリーズと同じ吸引機構を備えて、トリムの簡素化、鉄ペンおよびメッキ無しの金ペンを使う事により値段を抑えているシリーズです。ペリスケでおなじみM205もこのラインの仲間ですね。

スーベレーンM400と比べると

天ビス：金メッキ→プラスチック
キャップリング：2連→シングル
尾栓のリング：2連→シングル
ペン先根元のリング：有→無
ペン先：14金バイカラー→14金単色

上記の通り何箇所か省略されています。胴軸もコストのかかる縞素材からシンプルな（と言ってもマーブル素材ですが）ものに変更されています。

機構的なものは全く同じなのにM400が31,500円、M250は15,750円と半額になっています。

ペン先は染め分けが無いだけで基本的にはM400と同じもの、非常にしなやかで万年筆の書き味を楽しめるペン先が付いています。万年筆初心者でも使える硬すぎず柔らかすぎないペン先になっています。

売価で1万円強で海外ものの金ペン、それも吸引式が味わえる数少ないモデルです。初めて良いペンを買ってみようかなとお考えの方にはかなりお薦めできるペンです。