S.T.デュポン クラシック(初期型)万年筆(S.T.Dupont Classic)

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トラベラーズノートに挿していたのはコイツでした。

以前にもクラシック(第2期モデル)をネタにしましたが、初期型モデルを入手したのでこちらもアップ。

初期型モデルはペン先&首軸がペリカンMシリーズのOEM品になっています。
軸&キャップはデュポンのオリジナルでいろんなバージョンがあります、これは「ソリッドシルバー 純正うるしクリップ エカイユ」という名前がつけられているモデルです。

このペンは発売当時は万年筆が80,000円、ボールペンも40,000円という高級品だったんです!Σ( ̄口 ̄;;
(もちろんそんな値段では買ってません^^;)

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素材はスターリングシルバー925、この軸は随分柔らかいので若干取り扱いに注意が必要です。
キャップ部分はすっきりとしたデザイン、胴軸部分は縦溝が彫られています。

軸径はφ10.5mm、全長は収納状態で132mm、筆記時158mm、個人的には手元での収まりが良く結構書きやすいと思ってます。

同じモデルのボールペンも持ってるんですが、どういうわけだか直径φ7mmの細いペンなのにボールペンの方が重いんです。決して万年筆も軽いペンではないんですがねぇ( ̄▽ ̄;)

インクはヨーロッパ共通カートリッジの両用式タイプ。
デュポンはモデルによってカートリッジ形状が違うので注意が必要です。

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ペン先は冒頭にも書いたとおりペリカンのMシリーズと共通のもの、フランスのメーカーですので素材は18金製です。独特の形状で端の方がかなりはっきりと折り曲げられています。ペン芯はこの頃のペンには多いペン先裏側に密着するようなタイプですね。

古いペンですのでもっと柔らかいのかと思っていましたが、結構ペン先は硬いです。ペンポイントは平たく仕上げられていて、筆記角がきちんとあわせないと少し書き難いです。