糖尿病入院記録その1 -病状-

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ご報告させて頂いていた通り糖尿病治療のため6月24日~7月5日の12日間入院をしておりました。
ご心配をお掛けしてしまっておりますので状況について報告させていただきます。

ちなみに糖尿病とは簡単に言うと本来すい臓より分泌されるインスリンの働きによって一定に保たれるはずの血中のブドウ糖濃度(血糖値)がインスリン作用が不足することによって高濃度となる病気です。

会社の健康診断での要検査→病院での再検査時点での血糖値は231mg/dl、これは食事をした後で測定していましたが、一般的には食後2時間後で200mg/dl以上であれば糖尿病と言われています。もちろん物凄く高い数値であることは間違いないのですが、問題だったのはもうひとつの指標ヘモグロビンA1c(以下HbA1c)と呼ばれる数値。コレの正常値は4.3~5.8、過去2ヶ月の平均的な血糖値を推定する事の出来る数値で、6.5を超えると糖尿病だと診断されるものなのですが。。。

なんとこの値が11.4!!Σ( ̄口 ̄;;

今回の入院はこちらの数値のほうがまずいという事だったんですね。
ちなみにこのHbA1cの数値からおおよそ割り出されるどーむの平均血糖値は300mg/dlオーバー...orz

基本的には入院前半は食事療法で一日の摂取カロリーを制限して血糖値を下げる治療と運動療法による、血糖値の上昇を抑えつつ、血液検査や尿検査などをして体内のインスリンの分泌状態などをチェックしていました。尿検査に至っては3回行われ、通常のカップにとって行う方法と24時間分の全量を採取する方法の2種類が行われました。

血液については通常のシリンジによる採血からの成分検査が一回。3食前の血糖値チェックが毎日行われ、更に一日血糖という食前に加え、食後2時間後の血糖値測定を行う検査が1日通して実施しました。コレが毎回細い針で指の先を刺して血を出すのですが、どうも面の皮だけではなく指の皮も厚いようで上手く血が出ないことがしばしば。入院中の測定が35回、失敗も入れると50回くらい針を刺しているので、指の先は測定の跡がたくさん。。。

検査の結果どーむの場合すい臓からのインスリン分泌はある程度されていて、問題はそのインスリンが上手く作用していない事にある事がわかりました。その為治療方針としてはインスリンを体外から供給(インスリン注射)せず、投薬にてインスリンの効きを良くするという治療方針となりました。また食後の血糖値の急上昇もあまり見られなかったので、薬もそんなに強いものではなく比較的効くのに時間のかかる薬のようです。

今日の画像は血糖値の推移をグラフにしたもの、退院する時点では100を切る日もあり入院当初の目標である空腹時血糖110を下回ることが出来ました。(数字が良くなりゃ良いってもんでもないですが)
ただしこの数字はあくまでも入院して徹底して管理した状態での事、これからの生活が荒れればすぐに数値は悪くなってしまうので頑張らなきゃね。。。