糖尿病入院記録その2 -食事療法-

その1でも書いた通り、一番改善しなければいけないのが食生活。
どーむは甘いもの、特に避けなければいけない砂糖たっぷりのお菓子はそんなに好きなわけでも無いので困らないのですが、とにかく時間が不規則で外食&間食が多いのが一番の問題。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、特に料理が出来ないわけではなく学生時代は結構自分で料理するのは好きでした。ただ大学の研究室の頃から外食中心の生活にシフトしてしまい、気が付けば炊飯器なんていつから使ってないんだろう…ってな状態です。

入院の大きな目的として食事を管理し、摂取カロリーを制限することにより血糖値を下げる事がありました。どーむの体重は入院時点(25日朝)で92kg強、これからはじき出される摂取可能カロリー1,800~2,000kcal。
ただしこの数値はあくまでも平常時のものでどうしても入院中は活動量が落ちるため、入院中に設定された一日の摂取カロリーは1,600kcal。。。ちなみにコレは厚生労働省の出している指標でいくと男性なら70歳以上の高齢者の摂取カロリーです(´Д⊂)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/11/h1122-2a.html

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実際に出された食事の一例を写真で掲載しておきますが、思っていたより量はずっとありました。作為的になるのを避けるため日付は伏せますが連続した6日分の食事を掲載してます、一枚目が朝食、2枚目が昼食、3枚目が夕食です。
(写真は全てクリックすると大きくなります)

カロリー制限をしている関係上いくつかの特徴があります。
1)非常に油脂分が少ない(当たり前w)
2)カロリーの高い牛肉はほとんど出ない(材料費の問題もあると思いますが)
3)主菜の肉・魚などは少なめで野菜中心である

お昼(↓の写真)は比較的甘いもの出してくれていましたね、6日中4日もジョアが出てます。

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カロリー制限に起因する部分については特に不満はなかったのですが、どうしても大量に作らなければいけないのに、個々にあわせて調整しなければいけない病院食ゆえの特徴もあります。
一気に大量の調理がしやすいオーブンなどで炙ったものやホイル焼き、野菜の和え物や煮物などが非常に多かったです。意外と大量調理に向かない炒め物や揚げ物は脂が多いこともありほとんど出てくる事がありませんでした。また面白かったのが、写真を見るとトレイが左右に仕切られていることがお分かりいただけるかと思いますが、専用の運搬機で暖かいものは右側の広い部分で加温、冷たいものは左側の狭い部分で冷却されて出てくるようになっており、少しでも美味しく食べてもらおうと言う工夫がなされていました。
(写真では並べ替えてしまったものもあります、失敗。。。orz)

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あと昼、夜は汁物が無いことが結構ありました、これは個人的には結構きつかった。本当に簡単なお吸い物で良いので付けてくれよ~。゚(゚´Д`゚)゜。

ただ、どうしようもない部分ですが、どうも入院していた病院の味付に馴染めなかったんです。そもそもどーむは長野県の北部の味付けがあまり得意ではありません。例えば味噌汁1つとっても甘めの米味噌を使いあまりダシを強くとらず、具沢山の野菜から旨みを出すような作り方をします。

それに対して私の出身地である名古屋は塩辛く渋みの強い八丁味噌を使い、ダシも味噌に負けないようにかなりきつめにとるのが一般的です。病院は当然地元の方に合わせた料理の味付になりますので、長野県に住んで15年以上になりますがどうしてもこの味に馴染めない私としてはコレは正直苦痛でした(x_x)