BMW5シリーズ ノベルティ万年筆(カトギプレックス/セーラー製)
おそらくオークションなどで見た事のある方も多くいらっしゃるのではないかと思います。物自体は金属精密加工のカトギプレックス(現ゼロ精工)が軸を作成、そこにセーラー社製のペン先が組み合わされているというもの。
BMWのノベルティではありますがカトギプレックスは尼崎(兵庫)、セーラーは呉(広島)の会社ですから純国産の製品という事になりますので、ブログ上では国産カテゴリに入れています。
BMWのノベルティではありますがカトギプレックスは尼崎(兵庫)、セーラーは呉(広島)の会社ですから純国産の製品という事になりますので、ブログ上では国産カテゴリに入れています。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101043050.jpg)
軸は当時のE39型がオールアルミエンジンを売りにしていたため、エンジンのピストンをイメージしたと思われる総アルミ製の削り出しものです。万年筆の世界では「アルミ製の軸」というとプレス成型の非常に軽いものをイメージしますが、コレは結構な重さがあります。
削り出しのため精度に自信があったんでしょうね、インナーキャップは与えられていません。使ってみましたが普通の使用程度ならペン先が乾く事はありませんでした。
軸径はφ12mm、全長収納時136mm、筆記時147mm。
すっと伸びたデザインのせいか細身に見えますが、12mmという数字はセーラープロフィットスタンダードやプラチナ3776、パイロット743/742と同じ太さですから、数字で見ると案外太いペンなんですよね。
すっと伸びたデザインのせいか細身に見えますが、12mmという数字はセーラープロフィットスタンダードやプラチナ3776、パイロット743/742と同じ太さですから、数字で見ると案外太いペンなんですよね。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101043100.jpg)
ペン先は最初にも書いたとおりセーラー社製の爪型鉄ペン、「F-9」の刻印があります。
セーラーの古いものに詳しくないのでいけませんが、あまり見かけるタイプのペン先ではありません。非常に穂先が長く、筆圧をある程度かけてあげるとしなりと返りを感じられるタイプのペン先です。EFなのでさすがにカリカリ感は多少ありますが、さすがセーラーという書き味に仕上がっています。
セーラーの古いものに詳しくないのでいけませんが、あまり見かけるタイプのペン先ではありません。非常に穂先が長く、筆圧をある程度かけてあげるとしなりと返りを感じられるタイプのペン先です。EFなのでさすがにカリカリ感は多少ありますが、さすがセーラーという書き味に仕上がっています。
【追記】
コメントにて教えて頂きました、このF-9ニブはセーラーのデスクペンに使われているもののようですね。通常のデスクペンに金メッキ、再生工房デスクペンに銀色のタイプが使われています。
コメントにて教えて頂きました、このF-9ニブはセーラーのデスクペンに使われているもののようですね。通常のデスクペンに金メッキ、再生工房デスクペンに銀色のタイプが使われています。
意外と実用的に使えそうな一品に仕上がっていますが、最近はこんな手間とお金をかけたノベルティって見ないですねぇ。