モンテグラッパ ネロウーノ 万年筆&ペンシル(Montegrappa NeroUno)

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モンテグラッパの最新シリーズであるネロウーノです。

2本セットで随分安く出ていたので押さえました。実は当初安くペントレに出そうかと思っていたんですが、一度使ってみたら凄く使いやすいので、売ろうかどうしようか迷っております(笑)
 
発売当初は随分高級なペンだったんですが、モンテグラッパがリシュモン傘下から外れたため輸入代理店がモンブランジャパンから日本万年筆に変更されました。その途端4割近く値段が下がるという謎の価格変更がなされました。って…

元の価格は何だったんだ!(*゚∀゚)っ

と高級筆記具愛好家全員が心の中で突っ込んだと思われます(笑)
ちなみに万年筆が旧定価53,550円→新定価が34,650円。ペンシルが37,800円→22,050円。
 
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特徴はなんと言ってもその八角形軸のフォルム。
少し天冠部分はデコラティブですが、シンプルなデザインなのに妙に存在感のあるペンです。派手ペンが多いモンテグラッパとしては珍しい黒/銀という地味なカラー。でも艶のあるレジンで妙に色っぽいんですよね、この辺のセンスは日本人がどうしても真似できない部分ですね。
 
太さは面⇔面で万年筆が12mm、ペンシルは少し細くて11.6mm。
長さは万年筆が収納時で141mm、筆記時164mm、ペンシルが148mm。
少し長めのペンと言えると思いますが、太さはそうでもありません。
 
クリップはお約束のローラータイプ、服生地を傷めない為の工夫とされています。実際には抜くときは効果があると思いますが、すっと挿せないのでそんなでも無いなぁというのが正直な感想(笑)
 
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ペン先は18金で最近では珍しい爪型ニブ。
もともとモンブランのジェネレーション用に作られたものを、刻印などを変更して移植したといわれています。刻印が切割と水平に入れられているのが珍しいです。最近のニブとしてはかなり柔らかく、弾力のあるニブなので個人的にはかなり好みですね。
 
字幅はMのはずなんですが、海外製としては比較的細い描線が出ます。
これだけ弾力があると、FやEFなどの細いニブのほうが楽しめると思います。ただ、発売当初はEFが輸入されていたんですが、残念ながら現在ではF、M、Bの3種類に絞られてしまっています。
 
ペンシルユニットはおそらくシュミットの汎用タイプのパイプ部分にモンテグラッパのロゴを入れたもの。
これはいろんなブランドのペンシルにも採用されているユニットですね。
 
現在の定価ならコストパフォーマンス的にも決して高くないペンになりました。最新のペンで柔らかいペン先を探している方ならお勧めできるペンだと思います。派生モデルとしてマット軸に横溝が彫られた「ネロウーノリネア」が発売されていますが、こちらは47,250円円と一気に12,600円も高くなってしまいます。