manaca(マナカ)

名古屋を中心とした地域は車への依存度が高く、鉄道網もお世辞にも発達しているとはいえません。
JRは路線が少なく、私鉄も大きな路線を持っているところというと名鉄近鉄くらいで、公営路線も市営地下鉄(名古屋市交通局)以外はごく小規模です。
 
そのため、乗車券のICカード化にもすっかり乗り遅れておりました。
JRが2006年11月からTOICAを導入していますが、相互利用が出来るのがJR系のSuicaICOCAだけ。そのため定期を利用しない人の場合Suicaを導入したほうが便利と言う状況だったんです。JR以外の事業者は磁気カード式の「トランパス」をいまだに運用していますし。
 
しかし平成23年2月からようやくJR以外の事業者もICカードを導入することになりました。
 
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その名も「manaca(マナカ)」

ネーミングは「日本の真ん中をつなぎ、暮らしの真ん中をつなぐICカード」ということで名づけられたんだそうです。ネーミングとしてはまぁまぁですかね。
http://www.kotsu.city.nagoya.jp/info/2007/iccard.html
http://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2010/1200790_1138.html
 
相互利用予定はまだ未定で、検討中とされているのがJR東海TOICAJR東日本Suicaで2012年の開始が目標のようです。なにやらマイレージ制度が導入されたりするらしいですが、現在は詳細がほとんど出ていない状態です。
 
参加する交通機関は以下の通り。
名古屋鉄道蒲郡線三河鳥羽駅 - 蒲郡駅広見線明智駅 - 御嵩駅を除く)
名鉄バス(一般バス路線全線と空港バス等一部の高速バス)
名古屋市交通局(市バス・地下鉄)
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線
名古屋ガイドウェイバスゆとりーとライン
豊橋鉄道渥美線、市内線)
一覧を見て気づいた方もいらっしゃると思いますが、現在は近鉄をはじめとした三重県を走る事業者が参加していません。これは近鉄PiTaPaに対応しているためで、
Suicaも大事なんですが、PiTaPaとの相互利用の検討を是非進めてほしいところですね。