イー・モバイル HTC Aria(EMOBILE S31HT)

すっかり携帯電話の主役に躍り出た感のあるスマートフォン、どーむは今まで持っておりませんでした。新し物好きでデジモノ好きのどーむが手を出さないことに周りが不思議がっていました。
 
どうも食指が伸びなかった理由が3点
スマートフォンでしかできないことに比べて既存携帯でしかできないことの方が多い。
・初期に関してはほぼiPhone一択だったのが気に入らない。
・本体が大きくて邪魔
仕事用のサブ携帯(ソフトバンク)をスマートフォンに替えればメイン携帯でFeliCA機能とdocomoアドレスを残して使い、閲覧・通信はスマートフォンでできるので良いかと思ったんですが、スマートフォンの通信料だけのために毎月の通信費6,000円を出すのはきつく、それならもう一台モバイルWi-Fiルータを買った方が良いなぁと思っていました。

先日某大型電機量販店をうろうろしていた際にイー・モバイルの広告を見かけてその内容にビックリ。
Androidスマートフォンにデザリング機能(Wi-Fiルータ)を搭載。
・通信料はデザリング込みで4,580円。
・月々1,820円プラスでどこにかけても10分以内なら500回までは無料
この条件ならモバイルWi-Fiルータを別に買わずに済み、通話料も節約できます。また元々仕事用のソフトバンクは上司との連絡用に買ったのですが、うちの上司は全然ソフトバンクに出てくれず、結局ドコモで通話してましたのでソフトバンクにこだわる必要もなくなりました。

思いついたら即行動、対象になるのはこのHTC AriaPocket WiFi Sの2機種。Pocket WiFi Sの方がグッと安いのですが、2.8インチとあまりにも画面が小さく、うまく入力ができなかったこと、画面領域の狭さ、カメラ性能などが気に入らずAriaを選択。
価格的にはアシスト1200という月々1200円ずつの分割払プランにした為、店頭での支払いは100円でした(w
http://emobile.jp/products/ht/s31ht/
 
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前置きが長くなりましたが、Aria本体のレビューをしたいと思います。
特徴はスマートフォンとしては小さなボディ、57.7(幅)×103.8(高)×11.7(厚)mmとiPhone4(58.6×115.2×9.3)より一回り小さくなっています。重量もiPhone4の137gに対して115gと軽くなっています。厚みは少しAriaの方が勝りますが、角が斜めに切り落としてあるため、あまり感じません。

外装はラバーコート、画面以外には上部にある電源ボタン、サイドに音量調整ボタン、画面下にある光学トラックボールだけとシンプルなものです。ただこの光学トラックボール、使えると結構便利なのですがちょっと慣れが必要です。なかなか思った方向に操作できませんし、保護フィルムを貼ってしまうと段差に引っかかって操作し難くなります。ただ、画面のタッチパネルでほとんどの操作が完結してしまうので、なくてもいいような気もします。

実際に使ってみると、少しiPhone4よりは操作性は劣るかなと思います。やはりAndroid勢が追いかけている間にiPhoneは進化していますね。搭載しているOSはAndroid2.2、すでに2.3が発表されていますが、特に不足は感じませんね。ちょっと残念なのはFlash対応がFlash Lite4となり、完全対応ではないんですね。そのため高度なFlashを使ったサイトは見られないことがあります。
 
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そしてなんと言っても最大の特徴はデザリング機能(Wi-Fiルータです。

凄いなと感心していたのですが、実はこれAndroidには標準で搭載されており、各メーカーの判断で消されていただけらしいんですね。商売的に考えたらよくイー・モバイルが決断したなと思います。対応している通信方式はIEEE802.11b/gの2種類。速度的には下りが最大7.2Mbps、上りが最大5.8Mbps、実測だと0.8Mbpsくらいでした。ちょっと早いとは言い難いですが、モバイル通信だと割り切れば十分合格点だと思います。
 
電池の持ちはデザリングを目いっぱい使うとせいぜい3時間くらい、スマートフォンとして使う分にはしょっちゅう遊んだりしなければ一日持つと思います。ただやっぱり通常の携帯電話に比べるとどうしても短くなるので、充電環境の強化は必須ですね。
 
充電器はAria用としては販売されていませんが、Xperia用として発売されているMicroUSBタイプのものが利用できます。私の場合は自宅、事務所、車内、外出先の4か所で充電できる環境を作っているのですが、思ったより簡単に構築できましたね。
 
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とりあえずいろいろと遊んでおりますが、ちょっと問題なのが液晶保護フィルムやカバージャケットなどの各種グッズがほとんど店頭で見られないこと。もちろん通販で買えば手に入るのですが、そもそも種類も少ないので選択肢は無いに等しいです。電池カバーがビス止めかと思いきや、恐ろしく簡単に外れるのでカバージャケットをするよりは、傷ついたら電池カバーごと替える方が良さそうな気もします。

スマートフォンとしては珍しいのが、ストラップが装着可能だという事。iPhoneなどの場合は充電ポートなどを利用して付けている方がいらっしゃいますが、Ariaは独立して装着が可能です。また、かなり実際に使用上は何のメリットも無いんですが、電池カバーを外した状態まで意識して黄色に統一しているのが妙に萌えます。こういうどうでも良いところに手をかけている会社は本体にも手をかけていると勝手に思っています(笑)

まだまだ完全に使いこなしているとは言い難いですが、しばらくはこれで遊べそうです(*´艸`)