テニス用振動止め各種

テニスをされたことのある方はご存じかもしれませんが、硬式テニスのボールを打つとストリングス(ガット)が細かく振動して、手に不快な感触が伝わってきます。これがテニスエルボーと呼ばれるけがの原因になることもあると言われています。

これを軽減するためにいろいろな製品が発売されており、一番一般的なのはストリングスに取り付ける振動止めと呼ばれるグッズではないでしょうか。エラストマーゴムで作られているものがほとんどで、お値段は300円~1000円程度。私も不快な振動が好きではないので学生時代からいろんな商品を試してきました。
 
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大きく分けて3種類のタイプがあります。
一つ目がセンターに挟み込んで取り付ける小さなタイプ。
左がプリンスの製品、右がテニスショップの店主からせしめた物(笑)

これは一番打球感の変化が少なく、自然なフィーリングで打つことができます。しかしセンターのストリングスにしかゴムがかかっていないので、センターを外すとあまり効果がありません。あとストリングスを挟むことで簡単に固定されているだけなので、プレー中の衝撃で吹っ飛んで良くなくします(笑)
 
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二つ目は挟み込むのは同じですが、4本~6本のメインストリングス(縦糸)に渡らせることによってより振動を取るワイドタイプ。

左上がブリヂストンのラケットの付属品で私は普段はこれを使っています。右上がプリンスの同様の製品で、形状がブリヂストンのものとほぼ同じなんですがゴムが硬くあまり振動を取ってくれません。左下がバボラのビブラキルという製品ですが、これもイマイチでやっぱりゴムが硬すぎるようです。

3つめが紐状のゴムをストリングスの間に縫うように取り付けるワームタイプ。2枚目右下がガンマのショックバスターという製品、筒状のゴムにシリコンオイルを封入してあるものです。オイルと組み合わせたこの手の製品が一番振動は取れますが、今度は打った時のシャープさがなくなってしまいます。長いものほど振動を抑えてくれますが、長いものは案外端から外れやすかったりします。

どの製品が優れているというものでもなく、あくまでもプレイヤー自身の好みとラケットやストリングスとの相性があるので、結局いろいろ試すしかないんですけどね~