第10回世界の万年筆祭レポートその3(パイロットペンクリニック)

ようやく国産ネタに入ります、まずは国産の雄パイロットから。
今回のパイロットは万年筆祭の限定ペンは「三越限定パールホワイト・パールブルー」を持ってきていました。祭限定のペンは限定数が少ないので、当然のごとく最初にチェックしました。

行く前からグランセっぽいなぁと思っていたのですが…
天ビスにダイヤがはめ込まれているだけのグランセでした。。。_| ̄|○
装飾目的の宝石には興味は無いので、色違いのグランセに標準モデルの定価の倍は出せんなぁという事で今回はパス。

市販モデルも魅力的なモデルが揃ってますし、蒔絵のペンは相変わらず麗しいですがどこでも買えるモデルを敢えて祭で買う必要は無いですし、蒔絵はそもそも手も足も出ません(´∀`;)

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今回パイロットのペンクリはお二人のドクターが来られていました。
昨年よりもペンを持ち込まれる方も増えているようでしたが、かなり早く進めて折られました。
お1人は昨年お世話になった広沢さんが来られていました。(写真1枚目)

※もちろん写真に写っている女性はどーむではありません(w

どーむが今回お世話になったのは石川さん(写真2枚目)です。

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昨年購入した樽万年筆ファーストタッチでインクが出ないことがあるため調整をお願いしました。見ていただいたところ即座にこれは馬尻だ、すぐ直しますねと言って頂いて丁寧に時間をかけて調整していただきました。インクの出も少し良くして頂き、不満のあったところを直していただきました。

今回このペンを見ていただくにあたってインクの話になったのですが、現在このペンにはセーラーのインクを入れていたのですが、インクが吊ってしまう事があり、石川さんからもその点について指摘を受けました。開発側としてはできればカートリッジを使ってもらうのがペンの事を考えると一番良いとの事。

現在のペンはほとんどがカートリッジを前提に設計されており、カートリッジの中に設けられているリブもインクを綺麗に流すための処置で、コンバータではこれは実現できないのでどうしてもインクの流れが悪くなってしまうとの事でした。