ロットリング スキン 万年筆(Rotring SKYNN)

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ちょっと変り種万年筆。
ロットリングの「スキン」という、3,360円でつい最近まで販売されていたペン。まだまだお店には在庫品があると思われます。

パッと見て目に入ってくるのが、エルゴノミック・クッション・グリップという大層な名前wが与えられている赤いグリップ部分です。(カラーは黒、青、赤の3色ラインナップされていました)
大きく膨らんだデザインになっているのがお分かりかと思います。低反発系フォームでできており、握りにあわせて変形するようになっています。入手前に想像していた程柔らかくなく、そんなに好き嫌いが出ない範囲に収まっているかなと思います。ただ、結構汚れやすいのと長期間使っているとボロくなってしまいそうな素材なのが気になるところです。

ただ、どーむの場合はこのグリップの膨らんだ部分より後ろを持つため、余りこのグリップ関係ありません(笑)

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キャップも変わっていて、ペン先部分だけをカバーする小さいものです。
かなりカチッとしっかり嵌まるので、慎重に外さないとペン先を傷めてしまいそうな気すらします。

クリップはデザイン的にヒンジになっているように見えますが、固定タイプ。
かなり硬めのクリップでちょっと使いづらいなぁ。。。

軸径はグリップ部分がφ16mm、上部ステンレス部分がφ11mm。
全長は収納時140mm、筆記時150mm。

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ペン先はロットリングのお約束でクロームメッキのスチール製。
ペン芯は内フィンタイプののっぺりとしたタイプ、最近はこういうタイプはちょっと珍しい、アンティークのペンだとこういうペン芯多いですけどね。構造を見ると同じサンフォードグループのウォーターマンと似た構造で、ペン先とペン芯の位置を固定する構造。

ロットリングはモデルごとにペン先、ペン芯ともオリジナルデザインのモノが与えられていて非常にお金掛かっている印象があります。このペン先もスチールとは思えない柔らかなタッチ、インクフローも安定していて非常に実用的なペンに仕上がっています。

惜しむらくはフォーム素材でできたグリップがペン先近くまで来ているため吸引での使用は不可、水につけての洗浄もちょっと難しいと思います。そうなると使うカートリッジを決めての使用が前提になると思われます。