スマートIC増殖中

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最近高速道路に「スマートIC」が非常に増えてきています。
(写真は中国道大佐SAにあるスマートIC
ちなみに「スマートIC」とはどんなものかと言うと…
スマートインターチェンジスマートIC)は、高速道路の本線やサービスエリア、パーキングエリア、バスストップから乗り降りができるように設置されるイ ンターチェンジであり、通行可能な車両(料金の支払い方法)を、ETCを搭載した車両に限定しているインターチェンジです。利用車両が限定されているた め、簡易な料金所の設置で済み、料金徴収員が不要なため、従来のICに比べて低コストで導入できるなどのメリットがあります。
※国土交通省HPより抜粋
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/smart_ic/index.html

最初は社会実験として始まりましたが、評判が良いのか正式運用への切替が進んできているようです。従来のICの間が空きすぎているところや、ここで降りられたら便利なのにと言うところにスマートICが出来てきて、出張族であるどーむとしては非常に助かります。
有人のICを新設するとなると莫大な費用がかかりますが、スマートICは既設のバスストップ、パーキングを利用すれば数億円程度で設置ができ、無人施設のため管理費用も安く済むと言うのが触れ込みです。

しかし、何だか不穏な動きもあるんです。

東京新聞:道路を問う「スマートIC ばらまき事業の恐れ」
元々は既設設備の有効活用と低コストを謳っていたはずのスマートICが、新しく本線上にICを設置して料金所だけを無人化するという話が出てきているんです。当然本線上に作るとなると減速レーンから、ランプ、加速レーンなどを新規に設置する必要があり、莫大な費用(数十億~百億円程度)がかかってしまいます。

いつのまにやら高速道路の中期計画にこの本線上のスマートICが20箇所も計画されており、当初の話とずれてきてしまっているんですよね。明らかに建設会社向けのばら撒きと思われます。

どうも国土交通大臣が冬柴さんに代わってからおかしくなってきているんですよね( ̄~ ̄;)