パーカー51スペシャル(PARKER51 Special)

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1941年から1970年代まで作られていた、パーカーの超ロングセラーモデル「51」のバリエーションモデルである「51スペシャル」です。一般的な51は金ペンですが、この51スペシャルはオクタニウム合金製のペン先が与えられています。パーツなどの構成としては51よりもむしろ弟分にあたる21に近いといえると思います。

例によってこれも2本セットでの入手で、万年筆とペンシルのセットです。

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万年筆の軸径はφ11.5mm、全長は収納時で135mm、筆記状態で152mm。
ペンシルは軸径φ9mm、全長128mm、オールドモデルのパーカーのお約束どおりペンシルがかなり小さめですね。個人的にはもう少し大きい方が書きやすいと思うのですが。。。

万年筆は板バネでゴムサックを押してインクを吸い上げるエアロフィラーと呼ばれる吸引式。この当時のパーカーのサックは非常に優秀でアンティーク物でもしっかり使えるものが多いんです。
ペンシルは0.9mm芯を使ったツイスト式、ガイドパイプが無いタイプの口金が使われています。

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ペン先はこの時代のパーカーのお約束といえる極端なフーデッドタイプ。
オクタニウム合金製の小さなペン先のほとんどが首軸に隠れて閉まっています。
インクの乾燥を防ぐためだとかインクフローを良くするためだなど諸説ありますが、このルックスは結構好き嫌いが分かれますね。万年筆らしいルックスにはならず、遠目から見るとボールペンのように見えてしまいます。

万年筆のスリットが開き気味でインクが上手くペン先に来ないので少し寄せないといけませんね。。。