ETC割引制度その1(「どこまで行っても1,000円」の対象)
先日取り上げた高速道路の割引制度について解説して行きたいと思います。
何度聞いても複雑極まりない制度のですし、一気に説明すると超長文になりそうですので出し惜しみしながら順を追って説明していきます。
何度聞いても複雑極まりない制度のですし、一気に説明すると超長文になりそうですので出し惜しみしながら順を追って説明していきます。
まず第1回は「どこまで行っても1,000円」の対象になる条件から。
大前提として
ETCがセットアップされている軽自動車もしくは普通車である事
当たり前ですがココですら何で現金だと安くならないんだという声もあるようなので。おまけにトラックやバスなどの大型車は対象外になります。またカードを持っていても無線通信できなかった場合にも対象外になります。それからこれも基本的なんですが
「上限1,000円」というのはあくまでも休日限定である事
ニュースなどでも取り上げられていますが、休日の場合と平日の場合で割引制度が異なります。金額についてはややこしいのでまた後日。そして料金所の通過が平日であっても、土日・祝日に1分でも高速道を走行すれば対象になります。そしてこれが一番浸透していないようですが、高速道路ならどこでも良いわけではなく…
地方部と呼ばれる区間に限られます
地方部というのはNEXCO各社及び本四国高速道路の有料道路のうち「大都市近郊区間」と呼ばれる部分を除いたものです。その為首都高、阪神高速、各都道府県道路公社/公団の管理する有料道路は「どこまで行っても1,000円」の対象から外れることになります。大都市近郊区間というのは以下の通り、また一部割引の対象とならない一般有料道路があります。
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![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101101720.jpg)
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◆東京近郊 東北道(川口JCT~加須)、常磐道(三郷~谷田部)、東関東道全線、新空港道全線、関越道(練馬~東松山)、圏央道全線、東名高速(東京~厚木)、東京外環道全線、中央道(高井戸~八王子)、横浜横須賀道路全線、新湘南バイパス全線 ◆大阪近郊 名神高速(大津~西宮)、中国道(中国吹田~西宮北)、近畿道全線、阪和道(松原~岸和田和泉)、西名阪道全線、京滋バイパス全線、第二京阪道路全線 ◆割引対象外一般有料道路 京葉道路、第三京浜道路、 横浜新道、第二神明道路、南阪奈有料道路、綾部宮津道路、播但連絡道路、八木山バイパス、川平有料道路、山口宇部道路
上記の区間を通行すると「どこまで行っても1,000円」の対象から外れてしまいます。また地方部であっても東名阪名古屋西IC⇔名古屋ICの定額料金区間などの連続しない特殊区間などを通ると料金が別会計になります。本四国連絡道路(神戸淡路鳴門自動車道、瀬戸中央自動車道(瀬戸大橋)、西瀬戸自動車道(しまなみ海道))についても前後のNEXCO管轄の道路とは別料金扱いですのでご注意ください。
まずは自分の車、日程、行き先が割り引き対象になるかどうか確認しましょう。割引対象から外れてもその区間ごとに割引が設定されていますので、そちらを確認して見て下さい。同じ場所に行く場合でもルートによって料金が異なりますので、いろいろルートを検討してみてくださいね(^_-)-☆