銚子電気鉄道 ぬれ煎餅

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千葉のお土産で買ってきたおせんべいです。
でも会社名を見て「?」と思った方もいらっしゃるでしょう、おせんべいなのに「電気鉄道」の文字が…

知っている人もいらっしゃると思いますがこれは地方鉄道会社が財政難打開のために販売をはじめて名物になってしまったという不思議な来歴を持つおせんべいなのです。

この会社のHPを見ると笑ってしまうのが。。。

本業(鉄道)の話よりぬれ煎餅が目立ってるやん!( ´∀`)つ

銚子電鉄HP:http://www.choshi-dentetsu.jp/
フレームの左側には「ぬれ煎餅在庫おしらせ」があるし、メインフレームにの最初のコンテンツは「銚電オンラインショップへGO!!」だし…すでに鉄道会社なのやらせんべい屋なのやら(笑)
実際に鉄道事業の占める割合は既に半分以下になっているそうです。

ちなみに銚子電鉄は千葉県の銚子駅外川駅間6.4kmを走る小規模の私鉄路線ですが、ご多聞にもれず苦しい経営のところに元社長が横領事件を起こし補助金カット、金融機関の借り入れ凍結などを招き大きく傾きました。2006年11月には鉄道車両の法定検査費が払えなくなりWebページ上で「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」のコピーの元にぬれ煎餅の購入を呼びかけたというエピソードがあります。

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前フリが長くなりましたが、ぬれ煎餅自体は銚子の名物である醤油を使ったとても美味しいものです。しっとりとしながらもちゃんとせんべいの香ばしさも残っています。醤油そのままではなくだし醤油が使われているそうで、味付けが少し甘めなので独特の風味ですね。

5枚入りで410円、結構高いんですよね~( ̄▽ ̄;)

一時は注文が殺到しすぎて注文の受付を停止したなんて逸話もあるこのおせんべい。千葉県内のお土産屋や高速のパーキングなどで買えますので気になる方は是非。

あ!せんべいよりエピソードの説明のほうが長いよ(*´艸`)