アウロラ88 クラシック万年筆(AURORA 88 Classic)
アウロラのオプティマと並ぶ現行定番品である88です。2009年現在の定価は57,750円ですから結構お高いペンですね。先日のWAGNER中部大会で値切って購入しました(笑)
http://www.aurorapen.jp/goods/pen/88/index.html
http://www.aurorapen.jp/goods/pen/88/index.html
元々は1940年代のヒット商品でアウロラ社の公式サイトでは100万本以上販売したと書かれています。現在のモデルは1990年に発売された復刻モデルですがそのまま復刻するのではなく、往年のフォルムを踏襲しながら現在のオプティマと同じ吸引機構を採用しています。またペン先についてもオリジナルのフーデッドニブに対して、この復刻版はオープンニブが与えられています。
デザインはオリジナル当時の建築家マルチェロ・ニッツォーリによるものとされています。ベスト型(膨らみのある軸で天冠、尻軸がフラット)のオプティマに対して葉巻型(膨らみのある軸で天冠、尻軸が丸い)のフォルムが大きな違いですね。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101091050.jpg)
軸径φ14mmと太め、全長は収納時140mm、筆記時158mmと結構大柄なペンなのですがあまり大きさを感じないですね。胴軸がプラスチック製、キャップが金メッキの金属製なのでリアヘビーになりそうな印象がありますが、プラスチックのキャップに外筒をかぶせる手法のため軽量に仕上がっています。首軸の前を持つような方だと少し後ろが重く感じるかもしれませんが、通常では気にならない程度です。
インク充填はアウロラお得意のリザーブタンク付き回転吸引式。リザーブタンクと言ってもピストンに大きめの窪みが作ってあり、通常はそこにインクが落ちずに留まるようになっています。インク切れを起こした時にピストンを下げてやると、ペン芯がその窪みに浸されインクが供給されるようになっています。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101091100.jpg)
ペン先は14金でオプティマやタレンタムと基本的に同じものですが、これは初期モデルのためペン先先端部分が細く長く伸びているタイプです。比較的固いペン先の多いイタリア製のペンとしては柔らかいタッチのペンと言えると思います。ペン先はMですがインクフローが結構いいのでかなり太めの描線になってしまいますね。
現状では少し引っかかりがあるので調整しないといけないなぁ。。。