特急 スーパービュー踊り子

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東京駅から東海道線伊東線を経由して伊豆急行線伊豆急下田駅を結ぶ特急列車です。
(一部池袋、大宮(土日のみ)発着の列車があります)
伊東からの帰りに東京駅までこの列車に乗って戻りました。時間だけを考えれば熱海駅東海道新幹線に乗り換えるのが常套手段なのですが、乗り換えが面倒でこちらを選択しました。まぁもちろんこの車両に乗ってみたかったのもあるんですけどね(笑)

1991年に造られた251系と呼ばれる特別車両を使用して運行されています。
注意しなければいけないのがこの特急については「スーパービュー踊り子」と「踊り子」の2種類があるという事。おまけに「踊り子」については185系という全く違う汎用車両になってしまいます。
http://www.jreast.co.jp/train/express/251.html

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この特急の最大の特徴は徹底したリゾート仕様での運用です。
ドアが2両にひとつに絞られており、搭乗時にはビューレディと呼ばれるサービス担当の方が迎えてくれます。飛行機の客室乗務員とは立場が違うようですが、乗車時に特急県の検札もビューレディによって行われます。座席は全席指定席のため、駅への入線時に何度も「座席指定が必要です」との放送が流れ、自由席特急券の方は通常の「踊り子」に乗車するように案内されます。

社内も独特のインテリアで、ホームからの乗車時には階段をあがるハイデッカータイプ、その分座席の位置を高くとり眺望を確保しています。窓も非常に大きく天井近くまでとられており、明るい車内になっています。その代わりと言ってはなんですが、私の乗った日のように日差しのきつい日だとちょっと暑いかもしれませんね。実際カーテンを閉めている方が結構多かったです。もう一つの特徴が荷物棚が通常と違い、飛行機のようなハットラック式になっています。容量も結構あり個人的には好みなのですが、開け閉めが意外と重たいので、女性を含めて小柄な方、非力な方だとちょっと使いづらいかもしれませんね。

シートはJR東日本お得意のリクライニング&座面スライドタイプ。シートはピッチも広く非常にゆったりとしています。ただ少し気に入らないのはテーブルが肘掛から引き出すタイプで、非常に狭いということ。こういったリゾートトレインでは弁当なんかを食べる方も多いでしょうからもう少し大きく獲って欲しいですねぇ。。。
あとデヴ的にはこのタイプのテーブルは非常にお腹に圧迫感があるので…(*´艸`)

5号車には簡単な売店(3枚目写真左上)まで設けられていますが、品揃えはイマイチですね。これだと車内販売と大差ないかなという感じ。もうすこし演出が欲しいなという気がします。

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そしてリゾート仕様の極めつけが、先頭車の1号車と10号車にそれぞれ設けられている特別室です。先頭車は両方ダブルデッカー(2階建て車両)になっており、2階は1号車がグリーン車、10号車は展望席になっています。特別室になっているのは1階部分で、3枚目写真右上のらせん階段を下りると1号車にはサロン室(3枚目写真左下)が用意されています。

そしてこの列車で一番有名なのが10号車1階の「こども室」です。(3枚目写真右下)
全体がクッションで囲まれたプレイルームになっています。一応覗きには行ったのですがさすがお盆休み中、あまりのお子様の多さに写真を撮るのを諦めて退散してきました( ̄▽ ̄;)

そのため3枚目の写真は座席探訪 -陸海空 のりものキャビンカタログさんより拝借しております。

踊り子号より特急料金少し割高ですが、移動の快適さを考えれば決して高くない楽しい列車です。
これでもう少し早ければ言う事ないんですが(^_^;)