ペリカン 100万年筆/200ペンシル(Pelikan 100/200)

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たがみさんから神戸のWAGNER関西大会にて購入、久しぶりのドイツ物。
どーむのツボをよくご存じで荷物の奥から狙い撃ちで出されて見事撃墜されました(笑)
・万年筆とペンシルのセット(ボールペンも入れて3本揃いがさらに望ましい)
・専用ケース付き♪
コレを揃えられたらもうノックアウトでございます~(*´艸`)
ちなみに他の好物は「シェーファー」「象嵌ニブ」「凝った吸引形式」「どこか間違った方向に工夫されたペン」などです。ペントレに出店されるみなさん、こんなのを揃えておくとどーむが引き寄せられますので参考にして下さい(w

革製のファスナーケースを開くと小ぶりな万年筆とペンシルが並んできちんと収まっています。この専用ケースにしっかり収まっている感じだけでもたまらないのに、黒いケースなのに中は鮮やかな緑だったり、スイスのriri社製のファスナーが妙に滑りがよかったりとどーむのツボ押しまくりの仕様になっています。

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ペン自体は1930年代から1950年代にかけて製造されていたもの。やたらといろんなマイナーバージョンがあるようなので詳しい方なら年代特定も可能なのでしょうが、どーむはペリカンは「専門外」なのでいまいちわかりません( ̄▽ ̄;)マーブルカラーの胴軸にインクビューと首軸がクリアグリーンでプラスチックで一体に作られています。首軸がクリア素材なので、どうしてもここが汚れますので、受け取ってから鋭意清掃中です。汚れ自体古いものだから完全に除去するのは難しいだろうなぁ。。。

ペリカンのペンの何が凄いってこの頃から基本コンセプトがしっかりしていて、現在まで大きく変わっていないという事。1930年代ということは第2次世界大戦の頃ですから凄い事ですよね。

ペンシルの方は現在ではあまり手に入らない1.18mm芯のノック式。こちらはグリーンマーブルと黒のシンプルなルックスです。キャップリング部分が金属トリムではなく、グリーンマーブルのレジンなのがちょっと変わってます。中のメカ部分が金属のため意外と重く仕上がっています。
分解魔のどーむとしては分解したい衝動に駆られますが、さすがにビンテージものを知識なしにバラすのは危険なので今のところ自粛中(w

サイズは万年筆が軸径φ11.5㎜、全長収納時118㎜、筆記時159㎜、ペンシルが軸径10mm、全長124mmですので全体的に小さく、ミニペンの部類に入るかと思います。

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ペン先はCNニブと呼ばれるもので、戦時中に金の使用が認められず作られたものとされています。材質はクロームニッケル合金で、ほとんどしなりの無いガッチガチのペン先です。ちゃんと現行品と同じでユニット式になっていて、ひねる事で簡単に外す事が出来ます。
ペン芯はエボナイト製の縦フィンタイプ、インク漏れもほとんどなくコンディションとしては良いです。

50年以上前のペンが普通に使えるのってすごいですよねぇ、この辺はさすがペリカン