特急ソニック(883系・青いソニック)

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博多駅大分駅(一部佐伯・柳ヶ浦)を結ぶJR九州の特急列車です。
このソニックという列車は白いソニックと呼ばれる885系と青いソニックとよばれる883系の全く違う2種類の編成の列車を使って運行されています。今回紹介するのは883系「青いソニック」の方です。
http://www.jrkyushu.co.jp/tokyo/train/sonic883.html

JR九州の各車両と同様に、水戸岡鋭治氏が主宰を務めるドーンデザイン研究所がデザインを手がけています。水戸岡デザインのご多聞に漏れず先頭車のデザインはいかついルックスが与えられています。初期はもっと薄いシルバーのカラーが与えられていましたが、現在では「青いソニック」の名前の通り写真のような濃いメタリックブルーのカラーリングが与えられています。

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車内はシックな色調でまとめられており、壁、天井材はスチールで無機質な感じなのですが床は木で作られておりコントラストが強調された作り。荷物棚は写真右側の通りハットトラック式になっています、このハットトラックの扉もスチール製です。

このスチールの内装は若干問題がありまして、特にハットトラックの扉が走行の振動で結構ガタガタ言うんですよね~。1994年の投入ですからそんなに古い車両ではないはずなのですが、このガタガタ音のせいで古い車両に乗っているような錯覚を起こしてしまいます。

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シートが非常に個性的でロボットのようなフレームデザインに、動物の耳をデザインしたと言われるヘッドレストが特徴です。このシートルックスから見るとなんだか乗り心地無視のような感じがありますが、意外と座り心地は良いんですよね。大きなヘッドレストのおかげで、寝てしまっても頭が横に落ちていくこともありません(笑)シートピッチもゆったりしていて非常に快適に移動できます。

実はこの883系はリニューアルを受けていて、このシートを含めてリニューアル前はどこの遊園地のアトラクションのシートですか?という原色炸裂の凄い内装が特徴でした。

シートバックとひじ掛けに両方テーブルが設けられているのですが、リニューアル前に設けられていた中央部分のボックスシート部分に通常のシートを設置したものですからえらいシートピッチが広くシートバックのテーブルが役に立たない困ったシートが存在します。
そのかわり広々と乗れるのでどっちが良いのか?って話なんですが。

特徴的なデッキも紹介したかったところですが、携帯のカメラの写真で使えないのでパス(w
白いソニック885系については後日別に紹介します。