特急ソニック(885系・白いソニック)

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先日紹介した883系・青いソニックと同じ路線を走る別系統の車両「白いソニック」です。
同じ路線を走りますが全く違うデザインの885系と呼ばれる車両が使われています。元々は長崎に向かう「かもめ」として投入されましたが、好評を受けて日豊本線にも投入された車両です。
http://www.jrkyushu.co.jp/tokyo/train/w_sonic.html

いかつい顔の883系に対して885系はヨーロッパ調のシンプルなデザインを採用しています。同じ885系でもかもめ用は白/黄、ソニック用は白/青で塗り分けられており、車内のいたるところにあるロゴマークについても使い分けられています。せっかく明確に分けて作られているにも関わらず、どういう訳か良く入れ変えて運用されていたりするようです。

カーブの多い路線を高速で走るために振り子式を採用、と言っても電子制御振り子なのでそんなに揺れは感じませんね。私の場合しなので慣れているからという事もありますけど(^_^;)

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この車両の特徴は何と言ってもその内装とシートです。

本革シートが採用されています!

ふかふかのソファーのような本革シートで沈み込むような座り心地です。グリーン車での本革シートはありますが、この885系は一般車まで本革シートという豪華仕様なんです!

ただしこのシートは特徴となる部分が反面問題点になってしまう場合があります。コレは好き嫌いの反中だと思いますが、本革シートはどうしても滑ってしまうこと。
そしてソファーとしては非常に座り心地が良いシートなのですが、特急列車のシートとしては少し柔らか過ぎる感じがあります。振り子式列車であることと合わせて、少し安定感には欠ける部分があるんですね。私は体重があるせいかこのシート好きなのですが、このシートが苦手だという方も多いようです。「座り心地」の良いシートが必ずしも万人にとって「乗り心地」の良いシートではないという一例です。

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内装は全体的にモノトーンでまとめられていますが、床はモザイク柄のフローリングになっています。革張りシートと合わせて非常に高級感のある内装にまとめられています。
荷物棚は青いソニックと同様にハットラック式。883系に比べて作りがかっちりしていてガタガタ言う事はないのですが、高さがあまりなく容量がもう少し欲しいなというのが正直な感想ですね。

若干好き嫌いの別れる車両ではあるようですが、どーむは個人的に非常にお気に入りの車両なんです。時刻表にも「白いソニック」と表記されているので、883系885系どちらか乗りたい車両がある場合には確認してから切符を買ってくださいね。