シェーファー ノスタルジア 銀無垢透かし彫り 万年筆/ボールペン(Sheaffer Nostalgia)

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シェーファーのとてもデコラティブなペンです、万年筆とボールペンのセット。
元々は1924年にレバーフィラーで発売され、その後創立65周年記念で1970年にカートリッジ/コンバータ両用式で復刻され、1995年にもペン先の仕様を変えて発売されていました。
このペンは金一色のペンなので1970年代のモデルだと思われます。

黒いプラスチックボディの上にスターリングシルバーのオーバーボディを被せた透かし彫り軸になります。非常に凝った細工でスターリングシルバーの部分にも細かな彫刻が施されています。
ちなみにこのモデルのほかにもバーメイル(銀軸に金メッキ)透かし彫り、金無垢透かし彫り、銀軸彫刻、バーメイル彫刻などがあったようです。さらにペーパーナイフとブロッターまで揃えられていて、マニアとしては全部揃えたいところですがブロッターなどはタマ数がないため、市場に出てきても値段が上がり過ぎて手が出せません。

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ボールペンは未使用の状態で、こちらは95年発売のモデルで新品での入手。観音開きの立派な箱に収められています。万年筆はシルバー部分が真っ黒になっている中古品の状態で入手。状態があまり良くなかったこともあり、かなり安い値段でオークション入手できました。どちらかというと地味なペンの多いシェーファーですが、このペンに関してはアールデコ調の模様をオーバーボディで表現しド派手になってますね。
軸径はφ10mmとシェーファーとしては細身、一見するとコノソアールあたりと同じ首軸のように見えますが、系もネジ切りも全く違うものです。

透かし彫りのオーバーボディがあるため、段差が軸のあちこちにあります。軽く持つ方ではあまり問題になりませんが、強く握る人だとこれが指に食い込んでしまいます。アクセサリー的な要素が強く実用ペンとして長時間書くようにはできていないですね(^_^;)

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ペン先はコノソアール系にも使われている18金オープンニブ&ペン芯。
95年の二次復刻版はバイカラーでしたがこの1970年代モデルは金一色です、シェーファーらしい反りはあまりありませんが、インクフローが良いので書き味はなかなか。ただ首軸が痩せてしまっているのか少しペン先の固定が甘いのが難点ですね~

ボールペンはキャップ式ですが油性ボールペン。
現行リフィルが使えるのでリフィルの心配をしなくていいのはありがたいです。