ジュリアーノ・マッツォーリ 3・6・5オフィチーナ エンドミル(GIULIANO MAZZUOLI 3・6・5 Officina End mill/Fresa cilindrica)
通常のペンとは一目見るだけで一線を画する独特のルックスをしています。このオフィチーナシリーズは工具をモチーフにデザインをされているシリーズなのです。このペンは金属切削加工に用いるエンドミルをイメージして作られています。
エンドミルのほかにもマイクロメーター、マーカーポイント、リーマー、スレッド、タップなどがラインナップされています。個人的にはタップが一番工具っぽくて萌えます。
エンドミルのほかにもマイクロメーター、マーカーポイント、リーマー、スレッド、タップなどがラインナップされています。個人的にはタップが一番工具っぽくて萌えます。
軸はアルミの削り出しのように見えますが、実はこれは外側だけで、内側にはプラスチックのインサート部分があります。そのため見た目ほどは重くありません、そもそもこれが全部削りだしだったらとても重くて使えません。それこそ文鎮倶楽部入りです(笑)
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101090600.jpg)
軸径はφ15mm、全長は収納状態で137mm、使用状態だと174mmになる巨大なペンです。これはなぜかというと一枚目の写真の通り、軸に絞込みが無く尻軸に切ってあるねじ部分にキャップを取り付けるため非常に長くなります。
また写真のモデルはクリップレスですが、現在国内で市販されているものはクリップ有りになっています。またペン先もえらの張ったオープンニブに変わっているようですね。さすがにサイズも太く大柄なので当たり前ですが実用にはすこぶる不向き、完全に一発ネタ用のペンとなっております(笑)
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/dome2dome/20010101/20010101090610.jpg)
ペン先はイカペンタイプの鉄ペン、3・6・5の刻印が入っています。もう見事なまでにガッチガチの固いペン先です。ペン芯はイタリア製のペンに良く見られるもの、手元のものだとビスコンティのジゴロFRHやデルタのヴィアベネットあたりと同じものですね。おそらく同じところからペン先ユニットを仕入れているのでしょう。
写真の通り首軸がペン先に向かって強く絞り込まれていますし、ペン自体が長いこともあり首軸を持つ方には進められません。ってそもそもこうやって書き味をレビューして、議論するタイプのペンじゃないかな。このデザインの遊び心を楽しんで欲しいペンですね。