モンテグラッパ ミクラ（Montegrappa Micra）

 

イタリアのモンテグラッパの人気モデルの万年筆です。
Micraという名前が示すとおり収納時の全長が112mmという可愛らしいサイズと、美しいアクリル削り出しの軸が特徴のモデル。難波で二右衛門半さんから譲っていただきました、例によって例のごとく値切っております（笑）
http://www.montegrappa.com/product.php?id=7

 

軸は八角形に仕上げられており、棒材からの削り出しで作成されています。モンテグラッパのお約束でトリム部分は全てスターリングシルバー925製になっています。

 

サイズが前述の通り収納時で112mmとかなり小柄なペンです。しかし、キャップを尻軸にねじ込んで固定するようになっているため、筆記状態では143mmという長さが確保できるようになっています。軸の太さは面⇔面で11.4mm、角⇔角で12.2mmというサイズですから、長さの割には太さはあると言えると思います。

 

私の手元のモデルはオレンジですが、紫、白、ダークブルー、クリアブルー、ピンク、赤、オレンジ、イエロー、キャラメルブラウンの9色展開。派手なペンが売り物のモンテグラッパといえども他のペンは4～5色程度なので、ミクラへの力の入れ方が分かります。

 

ペン先はエルモコレクションと同じもので、小さめですがきちんと18金のモノが与えられています。ただミクラの特徴はペン芯にエボナイト製が奢られています。インクフローも豊かで、なかなか書きやすいペンに仕上がっています。

ただ、実は入手してからモンテグラッパの純正インクが手元になく、エルバンのカートリッジを装着して使っていました。なんだか軸の色が変わっているように思えたので「マズイ！」と思って開けてみると

カートリッジとヤリの隙間からインクが漏れて大惨事。。。

隙間を埋めている接着剤が染まってしまって、若干残念な見た目になってしまいました(´・ω・｀)
また、キャップリングの接着もだめになってましてクルクル回ってしまいます。

 

間違いなく見た目は綺麗だし、見えるところの仕上げは良いのに、細かいところがアレなのがイタリアンクォリティなのでしょう（笑）