三文堂筆業 鑽石530 カラー軸(TWSBI Diamond530)

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もう今更という感じもしますが、台湾のメーカー三文堂筆業(TWSBI)の万年筆。
今回の関西ペントレで世界先行販売されました、最初がWAGNERのイベントってのもすごい話ですが。。。
http://www.twsbi.com/
http://tw.page.mall.yahoo.com/
http://stores.ebay.com/TWSBI-Pen-Store

通常モデルは完全に透明軸なのですが今回は青、赤、黄、緑、青緑、ピンクの6色が販売されています。
今回はどうしても欲しいと思わなかったので手を出さない予定でしたが、じゃんけん大会で運営側なのに獲ってしまうという大技をかましてしまいました(*´艸`)
 
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この手の透明軸だとつるんとした見た目のものが多いですが、このペンは軸表面にダイヤモンドカットが施されています。これが一つの表情を作っている要因ですね。

インク充填はピストンフィラーを採用、ペリカンのそれに良く似た仕上がりになっています。
軸径は完全な円柱形ではないため一定ではありませんが約13mm、全長収納時141mm、筆記時172mmとかなり大柄なペンです。筆記状態でキャップの尻軸へのはまりががかなり浅いため、キャップを付けての筆記となるとかなりのリアヘビーになります。キャップを付けなくても120mm以上ありますので、キャップを付けずに使うほうがおすすめですね。
 
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大きな特徴の一つとしてOリングに拠る密閉形式を採っており、ケース底面に分解用工具及びシリコングリスを添付しているため非常にかんたんに分解、清掃などのメンテナンスが行えるようになっていることです。

3枚目下段の写真は実際に分解した状態、少し知識のある方ならものすごく簡単に分解することが出来ます。
万年筆の構造を理解することにも繋がりますし、面白い試みだと思います。

ただOリングを使っている分、どうしてもキャップの回転などは少し渋い印象。これでも初期の透明軸バージョンよりは改善されているようですが、これはまだまだ改善の余地アリですね。
 
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ペン先は自社サイトで宣言している通りシュミット製ですが、きちんと自社オリジナル刻印がされたものを使っています。他のモデルではシュミットの刻印が入ったものを使っていますが、今後はこの自社マーク入りを使っていくんでしょうね。

価格は今回の販売価格で4,000円と非常に安価ですが、非常に良くできたペンだと思います。
ペンと工具を収めているケースの出来も非常に良く出来ていますし、国産メーカーにとっては恐ろしい存在になってくるメーカーかもしれません。
ブログを見るとなんとプランジャー方式まで開発している様子、これからの展開が楽しみですね。