エクスキャリバー コルベニック ブラウン(EXCALIBUR Corbenic Brown)

イメージ 1
 
関西ペントレでの入手ペンはまだまだあります。

ぺんてるの万年筆ブランドであるエクスキャリバーから発売されている万年筆。以前大阪の阪急百貨店で現物を見て非常に萌えた思い出があるのですが、これがマイスターシュテュック146とのトレードで手元にやってまいりました。

聖杯伝説に出てくるコルベニック城の城壁をデザインモチーフに採用し、キャップにはレンガ模様が刻まれています。また聖剣エクスキャリバーをブランド名に冠するだけにクリップは刀剣をモチーフにしており、刃紋までデザインされています。
http://www.excalibur-pen.com/product/corbenic.htm

天冠にはブランド紋章が刻まれ、キャップ上端には「主に褒め称えと栄光のあらんことを」とルーン文字で刻まれていると言う、少しやり過ぎ感すら漂う凝りまくりの万年筆です。
 
イメージ 2

軸径は一番太いところでφ13.4mm、全長が収納時144mm、筆記状態で162mmという大型万年筆。そして何より最大の特徴が軸の材料なんです。定番モデルはブラックとブラウンの2種類が発売されており、ブラックが黒水牛の角、ブラウンがオランダ水牛の角が使われています。
(水牛角印材としてよく使われており、私自身もオランダ水牛の印鑑を使っています。)
天然素材と言うこともあり独特の手触りがありますし、一本一本違う縞模様も楽しめます。

牛角以外の部分の大半が金属部品ということもあり、かなり重量感のある仕上がりになっています。水牛角の内側も真鍮なので、軸もかなり重量があります。キャップが見た目ほど重くないので、キャップを付けて書いてもあまりリアヘビーになりません。ルックスだけの万年筆と思われがちですが、意外と実用的にも良く出来たペンだったりします。
 
イメージ 3

ペン先は凝ったデザインのものが採用されています。
出所が良くわからないんですが噂ではイタリアの会社に発注しているらしい。ペン芯も見たことのないもの、これがまた2重構造の贅沢なものが使われています。

書き味は18金製の大きなものなのでそれなりにしなりはありますが今時のペン先という感じ。書いて楽しいペンとはちょっと言えませんね。

ただ、このエクスキャリバーブランドは騎士道をモチーフにした高級筆記具を多数発売してきましたが、あまりにも価格が高く考えていたほどの販売が得られなかったようで撤退の噂を聞くようになってしまいました。

実はこのペンも定価は102,900円と言うかなりの高額が付けられています。さらにこのペンの限定版である一角獣(一角鯨の牙を軸に使用)に至っては231,000円というびっくりお値段が!Σ( ̄口 ̄;;
他の定番商品も軒並み10万円オーバー、デザインも一般的とは言えないのでやっぱり販売的には厳しいんでしょうね。。。
 
ただ、この万年筆嫁入り先が既に決まってまして私が所持していられるのは1月まで。
大阪のwavioさんがずっと探しておられたそうで、手に入れたそばから熱烈オファーがありました(笑)