モールトン APB Nexus7 清掃&チェック

親戚宅から引き揚げてきたモールトン、何せ数年雨ざらしのまま放置されていたので、あちこち錆びついているし、油は固まり、ほこりも溜まりまくっています。とりあえず可能な範囲で汚れを取り除いて、問題点をチェックしてみました。
 
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汚れを取ってみるとあちこち塗装が剥がれて、錆が回っている状態、これは非常にマズいです( ̄▽ ̄;)
あくまでも見えているところでこれですから、見えない所はいったいどれくらい錆びているのやら。。。パーツ替えて再生できても巨体のどーむが乗ったらフレームが折れちゃうんじゃないのかと(ToT)
エンブレムも剥がれかかってました…

そしてモールトンの特徴の一つであるサスペンション、フロントは全く動きません( ̄△ ̄;)
リアもラバーコーンに設置している部分が剥がれないという状態、無理やり引っぺがそうかと思いましたが、とどめを刺してもいけないのでいったん中止。

そして必要のないと思われるパーツをできるだけ外して、プレーンな状態に戻します。今回外したのはスポークに付いていた反射板、フロントについていた反射板、フロントライト、本体のない空気入れのマウントなど。いずれも錆が回っていたり、雨ざらしで使えないと判断したもの。

ディグリーザーを使って古いグリスを落とし、動きの悪いところに油を入れてみます。しかしリアハブの変速部分はうまく作動せず、内装変速機では素人には手が出せずこれは致命的ですねぇ。またフロントブレーキも錆びついてしまってまるで動かず、チェーンとワイヤーもどうしようもありません。この4点はどうやっても交換以外の選択肢が無いようです。
 
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シートポストもグリスがすっかり硬くなってしまって、なかなか抜けず少し傷が入ってしまいました(´;ω;`)これでもかとグリスを塗りたくって装着しておきました。
反り上がってしまっていたサドルは何故か自宅にあったボントレガーのサドルに交換。モールトンにこういうサドルは賛否両論あると思いますが、そんなにお金かける気も無いので、とりあえずこれで良しとします。

部品が逝っちゃっているのは個人レベルではどうしようもないので、専門店であるEG squareに持ち込んで見てもらうことにしました。本来は購入された方しか見ないという事らしいのですが、見てもらうと店主が以前の勤務先で売ったものらしいことが判明(^_^;)

見た瞬間店主の顔が曇るのがはっきりわかります。。。
「ここまでの状態になったものは久しぶりに見た、でも良くここまで綺麗にしてから持ってきてくれましたね」と言葉を選びつつ微妙に褒められたw

私も拾いものにそんなにお金は掛けられないことを告げ、再生できるかどうかを相談。フレームについては中がどうなっているかわからないので、強度はちょっと保証できない。錆落としや塗装については自分でやって、作業を抑えれば何とかできるかもという事。費用を抑えるなら標準のシマノNexusを使わずにコースターブレーキ(ペダルを逆回しでブレーキ)&内装2段変速のハブを使うのも面白いと提案を頂きました。

ただ、フレームの傷みによっては作業中に折れたりする可能性もある事は覚悟してほしいとも言われました。

とにかく現状どの程度費用が掛かるのか見積もりをしてもらうことに。費用的に掛かりすぎるようなら今回の再生は諦めることになりますが、このフレームをただ捨てるのはもったいないので何とかしてあげたいなと思っております。