モンテグラッパ レミニッセンス 万年筆/ペンシル(Montegrappa Reminiscence)

イメージ 1
 
モンテグラッパが2000年頃まで販売していた、1915年当時のデザインを復刻したモデルです。
オクタゴナル(8角形)の軸を与えられており、スターリングシルバーのモデルが有名ですが、私が持っているのはご覧の通り金色。シルバー925のホールマークが入っていますのでバーメイル(銀無垢+金メッキ)モデルという事です。

この時代のモデルで軸、キャップ、クリップ、首軸に至るまですべて金属、なおかつねじ込み式というのはちょっと珍しいかと思います。もちろん首軸のインサートにはプラスチックが使われていますが、クラシックな雰囲気をうまく出していると思います。
クリップはモンテグラッパお約束の猫足クリップに先端に生地保護のためのローラーというもの。個人的にはこのデザインは好きなんですよね。
 
ずっと欲しかったペンなので、先日の神戸WAGNERで万年筆を先に手に入れて喜んでおりました。
ただ、その後にこのペンシルも出品されていてセット物好きとしては我慢できませんでした(*´艸`)
 
ラインナップとしては万年筆、ボールペン、ペンシルともラージ(太軸)、スリム、ポケットの3種類があったようです。今回の万年筆はラージ、ペンシルの方はスリムになります。
 
イメージ 2

軸の太さは面⇔面で測ると万年筆が12mm、スリムペンシルが9mmと見た目のインパクトほどは太くありません。ただ、総金属製という事もあり重さはかなりあります、持った時の重量感はかなりのものです。

8角形の面がキャップを閉めた時、および筆記時に後ろにセットした時のどちらもきちんと合うようになっています。これは作りから見てプレスか絞りでねじ部分を作っていると思われますが、なかなかの精度ですね。ただし、これは長期間使っていると緩んできてずれてしまうという話もあるので、締めすぎないように気を付けなければいけないですね。

ペンシルの方は良くあるシュミット社のユニットを組み込んだものです。芯は0.7mmのツイストノック式ですが、正直なところ結構ノックし難いです(w
 
イメージ 3

万年筆のペン先は染め分けされた18金の大きなものが付いています。
圧をかければ大きさがあるのである程度しなりますが、柔らかいと言うほどではなく今時のペン先ですね。先日川口さんとお会いした際にペンケースに入れてあったんですが、気が付いたら調整されてました(笑)

首軸にもMontegrappaの刻印が入っており、筆記する際に見えるのが良いですね。

ちょっと重量感がありすぎるし、キンキラキンで派手すぎるので、スーツのポケットに挿して普段使いというのはちょっと厳しいかなと思います。それですのでペンケースにセットで収めて使うという形になりそうです。