アウロラ プリマヴェーラ(AURORA PRIMAVERA)

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アウロラが定番品のオプティマをベースに1998年に限定品として発売したペン。
東京のペントレにて万年筆とボールペンのセットでK番長から入手。

他にローラーボールやペンシルもあったようですが、今回はそこまで手が回っておりません。
限定数は万年筆とローラーボールが7500、ボールペン4500、ペンシル3500。シリアルナンバーが天冠に打たれており、万年筆が6895、ボールペンが3051となっています。

プリマヴェーラという名前はイタリア語で「春」を意味する単語。その名前にふさわしく、パッと見た瞬間に目に入るのがとても美しい緑色のレジン削り出しの軸。クリップには春の象徴ということなのか、2羽のツバメが刻印されています。キャップリングにはアウロラのお約束でもありますが、旧オプティマと同じ縦線彫刻で「AURORA」の文字とグレカ・パターン(ラーメン模様w)が刻まれています。
 
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心奪われるマープル模様の緑色に以前から一度手にしてみたいと思っていました。お値段が決して安くないこともありますが、どういう訳だかベースモデルのオプティマを含めて縁遠かったんですよね。今回は縁あって大好きなセットとして入手することができました。

軸径はφ14mm、全長が収納時で127mm、筆記状態で153mm。
アウロラのペンは総じて太めですが、重量が軽いためかあまり大きさを感じません。

オプティマベースですのでインク充填は回転吸入式、お約束のリザーブタンク(ピストンの凹みにインクを溜めるようになっている)も装備されています。
 
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ペン先は通常版オプティマの14金に対して、プリマヴェーラは18金ペン先が与えられています。
正直なところ見た目も、書き味も14金と18金で大きな差は私には感じられません。
太さはBを選択していますが、海外物のBとしてはかなり細い方だと思います。
ペン芯はアウロラお得意のエボナイト製、インクが馴染むまでに少し時間を要すると言われています。
 
現状ではインクが出始めるとすごく調子いいんですが、ファーストタッチでうまく出ないことがあり、調整しながら使っているような状態です。ペン先調整が完璧になればおそらく常用ペンの一本になると思います。