三文堂筆業 マイカルタ805 万年筆(TWSBI Micarta805)

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ペントレ戦利品シリーズはまだまだ続きます。
秋田から参戦していたとみやさんから購入した万年筆です。
http://www.kk-tomiya.co.jp/
http://blog.goo.ne.jp/tomikei_2011

相変わらず何て読むかわからないTWSBIがまた頑張っちゃいましたな万年筆。
今度はマイカルタをつかったペンを出してきました、それも基本的にオールマイカルタというとても挑戦的なペン。クリップなしの803とクリップ有りの805があり、どーむは日常使いの事を考えて805をチョイス。
 
イカルタの棒材から旋盤で削り出して作られており、非常にシンプルな見た目。天冠にブランドマーク、キャップ下端には「三文堂」と「TWSBI」のロゴがレーザー彫刻で入れられています。
 
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何が凄いってキャップや首軸のねじ切り部分までマイカルタ製!
おそらくこの部分もレーザー彫刻しているのではと思われます。

軸の仕上げは粗め、出荷状態では少し素材の凸凹した感触があります。購入した多くの方は磨きを入れられていましたが、私もペントレの会場で一心不乱に磨いておりました。基本的には#2000の耐水ペーパー→#4000のラッピングペーパ→プラスチック磨きクロス→銀磨きクロス→コンパウンドの順で磨いていました。最終的には布目のムラが残りますが、好みで油を入れても良いと思います。

ねじ切り部分があまり滑らかではなく、どーむは少し引っ掛かりを感じました。最悪マイカルタが裂けてしまう危険を感じたため、ねじ切りの山を落として油(ラナパー)を入れてみました。購入した状態に比べればかなり滑りは良くなっています。
(気密性は落ちていると思いますが。。。)

軸径はφ14.8mm、全長は収納状態で135mm。
尻軸側への嵌まりが浅いため筆記状態では若干長めの168mmとなります。
クリップが金属製であったり、強度を出すため厚みがあるせいか思っていたほど軽い万年筆ではありません。
 
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ペン先はボック社製らしい鉄ペン、ブランドマーク入りのものが奢られています。
メッキが随分赤っぽいのがちょっと気になると言えば気になりますね。
 
ほとんどしなりの無いガッチガチのペン先、付けペンでしか試していませんがインクの流れそのものは悪くないようです。調整すれば実用には問題の無いペンになりそうですが、私はと言えば何か手持ちの金ペンを付け替えられない物かと画策中だったりします(笑)