ぷらっとこだま エコノミープラン

日本の大動脈である東海道新幹線、とっても早いのですが、料金もそれに合わせてバカ高いのが難点。でも時間には換えられないのでどーむもしょっちゅう利用しています。

ご存知の方も多いと思いますが、現在東海道(山陽)新幹線は3種類に分かれています。
のぞみ:主要駅(乗降客の多い駅)にしか止まらない列車(東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪など)主に700系、500系で運行される。

ひかり:のぞみより停車駅が多く、中間の比較的乗降客が多い駅(静岡、浜松、米原など)にも停車する。主に300系で運行されるが、たまに700系で運行される物も。

こだま:新幹線の全駅に止まる列車。地方の駅などはコレしか止まらない事が多く地方輸送を担う編成。100系300系が使われる。(山陽区間では0系も登場する)しょっちゅうのぞみやひかりに抜かされるため、しばしば停車駅で数分停まります。はっきり言って遅く(笑)東京⇔名古屋間でのぞみが1時間40分程度なのに対し、約3時間かかってしまう。

当然多くの乗客は大都市間「短時間」移動(東京、名古屋、京都、大阪など)が目的の為、のぞみやひかりに乗ってしまい「こだま」はがらがらです。かと言って地方駅の交通を確保する為には運行しないわけにはいきません。

そこでJR東海が考え出したのが、この「ぷらっとこだま」というウルトラCです。自ら運賃を下げるわけにはいかないので、一旦座席を子会社である旅行会社「JR東海ツアーズ」に販売、それを旅行商品として「JR東海ツアーズ」が販売する形を取っています。格安航空券と基本的な考え方は同じですね。
http://www.jrtours.co.jp/kodama/

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料金をこだまに「ひかりが停車する駅」で乗降する場合に限り大幅に下げて、ワンドリンク(お茶、ビール、ジュースなど)まで付けて販売しています。
東京⇔新大阪 13,750円→10,000円
東京⇔名古屋 10,580円→7,900円
名古屋⇔新大阪 6,180円→4,200円
正規料金の25~30%引きという、JRの常識からしたら破格のプライスダウン。
更に乗降駅の両方が東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪の各駅の場合には

+1,000円でグリーン車に乗れちゃいます。


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ただし、この価格は2006年11月末まで、旅行商品なので時期によって値段が変わりますのでご注意を、当然年末年始などの設定は期待しちゃいけません(笑)

ややこしい販売形態のため、いくつか不便な点があります。
・前日までの予約が必要
・全てのこだまが対象になるわけではない
・乗り遅れた場合の保障なし、後の便の自由席にも乗車不可
・席数が限定される
・決められた駅以外の乗降は別料金、こだましか止まらない駅は対象外
・自動改札が利用できない
・JR東海の企画のため、山陽区間への適用不可
・JR東海ツアーズの商品のため、ネット予約かツアーズの窓口でしか買えず、旅行として申込書に記入しなければいけない。
・変更不可、変更したい場合はキャンセルして取り直し(窓口のみ)
・割高なキャンセル料が必要(10日前より)
・在来線特急の乗り継ぎ割引の対象外

ですので、予定がはっきりしていて、時間に余裕がある時やその日のうちに目的地に到着すれば良いなどの条件の時には非常にメリットのある商品です。私の場合業務終了後名古屋の実家を利用する場合には十分メリットを見込むことができるので、良く静岡⇔名古屋間や京都⇔名古屋間などを利用しています。