ロットリング イニシャル万年筆(rotring initial)

イメージ 1

ロットリングが2005年ごろまで販売していたペンです。
デザインが非常に独特で、やっぱりほかのメーカーとは一線を画しています。

軸材はブラス(真鍮)製でつや消しのクロームメッキが施してあります。
キャップと尾栓はステンレス製のようで、非常に重量感がありカタログなどを調べると40gもあるそうです。

イメージ 2

軸は一番太い部分でφ14mmもあり、細くなっている部分でもφ12mmとかなり堂々としたサイズ。キャップもかなり重いので筆記時に尻軸につけるのとつけないのでバランスにかなり大きな差が出ます。個人的にはキャップをつけた状態が好みなのですが、あまり尻軸にしっかりと固定されないんですよね。。。

一応キャップ天冠部にロットリングのお約束である赤環があしらわれています。

イメージ 3

ペン先はかなり独特の形状に仕上げられています、矢じりのような形状。
横向きに「rotring」のロゴマークが刻印されています。

書いてみるとあまりしなりません、そしてこれは個体差だと思いますが私のペンに関してはペン先のはまりが甘く、ペン先がちょっとグラグラします。これは少し調整して抜けにくくなるようにしました。

ペン芯もかなり独特の形状、汎用部品を使っていないところをみるとかなりお金掛かってます。インクのフローを調整するAPC(Air Pressure Compensation)システムというものが搭載され、飛行機の中でも使える万年筆と謳われています。他にもT・I・I(Triple Ink Injection)設計により軽快な書き味を実現しているらしいです。

ロットリングはサンフォードの販売戦略上一般筆記具から原則撤退、一部のペンはパーカーブランドでの販売になるようです。マルチペンエスプリなどは既にパーカーからの販売が始まっていますね。