カルティエ オーバル サントス万年筆(Cartier Oval)
正式には「マスト」というシリーズなのですが、正円モデルのペンがラインナップされているため高級筆記具の正解では「マスト」と言ったら正円モデルを、「オーバル」と言ったら楕円モデルを指す事が普通です。
軸の仕上げは金メッキ、銀メッキがそれぞれ3種類、ラッカー仕上げが3色、そして今回紹介してる「サントス仕上げ」というモデルが発売されていました。
ペンそのものは変にゴテゴテと飾らず、シンプルな造形です。
キャップ上部にはお約束の3連リングが与えられおり、一目でカルティエのペンだとわかります。
キャップを外すと非常に首軸が随分短くなっているのもデザイン的な特徴ですね。
キャップ上部にはお約束の3連リングが与えられおり、一目でカルティエのペンだとわかります。
キャップを外すと非常に首軸が随分短くなっているのもデザイン的な特徴ですね。
インク充填はカートリッジ専用なのですが、その取り付け方法が変わっています。
尻軸部分にあるつまみを起こし引き抜くと、軸の中にカートリッジホルダーが納まっていてその中にカートリッジをセットする形になっています。
尻軸部分にあるつまみを起こし引き抜くと、軸の中にカートリッジホルダーが納まっていてその中にカートリッジをセットする形になっています。
問題はこのカートリッジ。。。
なんとカートリッジまで楕円形!それも専用!!
専用のカートリッジのため入手が非常に面倒です。一般の文具店でも手に入りませんし、カルティエのショップですら在庫があった試しがありません。おそらく長野県内では全く手に入らないと思われます。現在は伊東屋や丸善で辛うじて入手できますが、これもいったいいつまで手に入るやら。。。( ̄▽ ̄;)インク充填以外にもギミックがあり、キャップトップを押し込むとクリップが飛び出してくる仕掛けが用意されています。
普段はクリップは本体に沿って収納され、楕円型の軸と相まって非常にスマートに持ち歩く事が出来ます。
ペン先は非常に小さいモノが付いています、フランス製ですのおそらく18金でしょう。
このサイズのペン先ですのであまり期待していなかったんですが、これが意外と良い書き味。さすがにこのサイズなのであまりしなりませんが、非常にインクフローが安定していて滑りが良いんです。
このサイズのペン先ですのであまり期待していなかったんですが、これが意外と良い書き味。さすがにこのサイズなのであまりしなりませんが、非常にインクフローが安定していて滑りが良いんです。
軸が楕円形のためお世辞にも握りやすいとは言えないので、長時間の実用には向いていませんが、フォーマルな装いに合わせたりバッグの中に忍ばせて使うのには面白いペンだと思います。