特急スーパー白鳥

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東北本線八戸駅から北海道の函館駅までを青函トンネルを経由して走る特急列車です。車両はJR北海道の所有する789系と呼ばれる列車で、青函トンネル用に開発されたものです。青函トンネルは10km以上下り坂や上り坂が続く特殊な環境のため、上り坂ではパワーが必要ですし、下り坂で通常のブレーキではフィードの恐れがあります。その為787系では回生ブレーキを装備し、通常の車両より電動車の割合が高く設計されています。
http://www.jrhokkaido.co.jp/train/tr001_01.html

ルックスは列車としては珍しい黄緑色の塗装に、スポット溶接跡をそのまま残した無塗装のステンレス剥き出しの車体が特徴。増結などが頻繁にあるせいで先頭車は全て貫通車使用ですが、ドアをうまくデザインテイストに組み込んでいると思います。乗降ドア横には青森と北海道をイメージしたデザインがされています。

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シートはヘッドレストの左右が大きく張り出したタイプ、在来線特急としてはかなりクッションの良いシートだと思います。リクライニングは1段タイプ、JR北海道の車両なので東日本お得意の座面の動く2段リクライニングタイプではありません。長野新幹線などでも見られる青と赤のシートがランダムに並んでいる配置ですが、個人的にはこれは落ち着かないのでやめて欲しいですねぇ。

来年の東北新幹線の青森開業に伴って恐らく運行形態が変更になると思われますし、北海道新幹線が開業した暁には恐らくなくなってしまう特急でもあります。この車両に乗ってみたい方は乗れるうちに急ぎましょう。もちろん車両自体は北海道内のほかの路線に転換されるでしょうけど(^_^;)