パイロット D・TOP(Pilot D・TOP)

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パイロットのデスクペンタイプの万年筆です。
すでに廃番品ですがまだ各地のお店には在庫として残っていますね。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/dtop/index.html

青森県おいらせ町のイオンモール下田の中にあるカネイリというお店で半額で投げ売りになっていましたので保護してきました。
http://www.kaneiri.co.jp/store/shimoda.htm

所謂デスクペンとは一線を画すカジュアルな外観に仕上げられており、ペン本体が1050円、スタンドが525円で発売されていました。スタンドにはキャップ外してペン先を突っ込むのかと思いきや、箱に書かれていた説明ではキャップをはずしてセットしないで下さいと書かれていましたので、この立て方で良いのだと思います。

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現在発売されているボーテックスの前身と言えると思いますが、ペン単体だとクリップが付いておらず携帯するにはちょっと不都合かなと思います。軸、キャップともすべてプラスチック製で、万年筆としてはかなり軽いペンになると思います。

デスクペンとして発売されていたペンなので結構大柄で軸径がφ12mm、全長が収納状態で164mm、筆記状態はキャップなしで151mm、キャップを付けて158mmあります。私の場合キャップなしでは軽すぎるので、キャップを尻軸に付けて使う方が良さそうです。

インク充填はカートリッジ/コンバータ両用式。
軸が長いのでCON-70行けるかと思いましたが、軸内部が狭いため残念ながら使えるのはCON-50までです。

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ペン先は特殊合金製、要するに鉄ペン。
ペン先はフーデッドになっており、あまり露出していません。キャップがインナーキャップなしの嵌合式なのでドライアップ対策でこの形になったんでしょうか。ペン習字用などに使われているペン先とは形状が違っていますね、おそらくボーテックス用と同じペン先だと思われます。発売時にはEF(極細)、F(細字)、M(中字)とラインナップされていました、私が持っているのはFです。

インクフローは細字という事もあって抑え気味、多少カリカリした感じはありますが、この価格のペンであってもきっちりとインク供給が安定しているのはさすが。実用品としては必要十分な作りで、こういうのを手にしてしまうと高級万年筆って本当に贅沢品なんだよなと実感してしまいます。