会社PCシンクライアント化

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どーむが勤務する会社のパソコンがシンクライアント化されました。

シンクライアントって何じゃ!?」って方もいらっしゃるのではないかと思います。
通常のパソコンはパソコンの中に基本となるOS(オペレーションソフト・WindowsとかMacOSとかUNIXとか)が入っていて、パソコン単体で起動できるようになっています。それに対してシンクライアントでは端末側での処理を最低限に抑えて、OSの稼動を含めた大半の処理をネットワークを介してサーバー側で行われるシステムになっています。もちろんデータについてもネットワーク内に保存する仕掛けになっています。
 
データやシステムををネットワーク上に保存して利用する技術としては「クラウドコンピューティング」という言葉もありますが、それをパソコン全体に適用したのがシンクライアントです。
 
ざっくり言うと「常にネットワークに繋いだ状態じゃないとパソコンが使えない」システム。
これは情報漏洩対策としては大変有効で、パソコンだけを盗まれたり、紛失したとしてもパソコンの中にはソフトも入っていなければ、データも保存されていないので安心というわけです。金融機関などの個人情報・機密情報を取り扱う機関では注目されている技術です。
 
事務所内では社内ネットワークを介して通信しますが、出先では写真に写っているauCDMA/WiMAXの自動切換えの機能のついたDATA03というデータカードを利用して通信します。これは電波状況に合わせて最適な通信方法を選択する優れもの。地域や社員によってはソフトバンクのカードが支給されている人もいるみたい。
 
今回は今までも使っていたパソコンをシンクライアント化する方式で営業社員全員のパソコンの設定変更が一気に行われました。意外と動作自体は悪くないのですが、いきなり大幅にシステムが変わり、パソコンのOSが変わったので現場はパニック。私自身は昨年までシステム会社にいたため知識も免疫もあるので何の苦も無いのですが、年配の営業社員にとっては非常に大きな負担になってしまっています。
 
まだ移行作業を行っている最中ですが、これが全社的に移行して本当にネットワークが負荷に耐えられるのか?サーバーが落ちてしまったら営業社員全員の業務が止まってしまうことに対してどの程度対策がなされているのか?個人的には非常に不安を感じます。
 
現場のハードウェアをアップデートしないままシステム変更をしているため、細かいトラブルなどが出ています。USB機器を大量に使うと電圧不足でデータカードが落ちてしまったりと、とても十分にテストされているとは言い難いと感じています。

すでに私の所属している営業所ではパソコンに明るくない先輩方が軽くパニックになってます(^_^;)
この3日くらいはほとんどシステムのサービスマン状態で仕事になりません(苦笑)