シェーファー ライフタイム875(Sheaffer Lifetime875)

イメージ 3
相変わらず正式名称が怪しいシェーファーのアンティークものです。
胴軸へのインプリントに「875」とありますので、おそらくこれがモデル名だろうと思われます。
 
前回紹介したミリタリークリップに比べると実に普通のルックスのペンですね。ただこれも同じ素材の茶縞軸、やっぱりこの手のペンは綺麗ですね。これは使用状況なのか、もともとの素材なのか分かりませんが少し透け具合は低めになります。
 
イメージ 1
 
インク充填はプランジャー方式が採用されています。
ありがたいことにこちらも良好に稼動して、使用することができます。気密性が求められるプランジャー式で、60年前のペンがよくもこの縞素材でちゃんと機能するものだなと感心してしまいます。
 
こういう古いペンでも現役で動かせるものは、一度はインクを入れて実戦投入するのがどーむの流儀ですので現在の使用ペンに入っています。
 
軸径はφ10.5mm、全長は収納時122mm、筆記時148mm。
かなり小ぶりなペンと言えると思います。現在のペンで行くとパイロットのレグノ89sセーラーの智頭杉スタンダードあたりが近いサイズですね。

イメージ 2

ペン先は実は金品位の表記がなく、それはもう見事なまでのガチニブです。
シェーファーお約束の反りがほとんどなく、むしろおじぎ気味の形状になっています。
インクフローは潤沢ですので細さの割には滑りは良いのですが、反りがない分タッチもかなり硬めに感じます。


今月26日のWAGNER@難波には久しぶりにシェーファー大集合のペンケースを持ち込もうと思っております。
以前ご覧頂いた方も「またこんなに買ったの?(w」と笑っていただけるようなアホなセット持ち込む予定でいますのでお楽しみに。