カトウセイサクショ 2000シリーズ茶柳

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また発掘してきましたカトウセイサクショの金ペン。
太軸の2000と呼ばれるモデル、大型タイプの金ペン付きです。

茶色マーブルの中に黒と白を重ねた茶柳と呼ばれた柄のセルロイドを使った軸です。ただ店頭での長期滞留品だったようで、磨いて取れるレベルですが小傷があるんですよね。
 
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太いところで13.5mmもある堂々とした万年筆ですが、セルロイド製ですので非常に軽く仕上がっています。
このくらいのサイズになってくるとどうしても金属パーツが重くなるため、キャップを後ろにつけると少し重さを感じますね。
 
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ペン先はセーラー製といわれている14金大型タイプ。
これが非常に良くしなって、気持ち良いんですね~フォルムを見る限りセーラーと同じ形状に思えるんですが、刻印の差なのか柔らかいように感じます。

ペン芯は加藤さんお得意のエボナイト丸棒から削り出したもの。
ただこれは使う前にちゃんと掃除しておいた方が良いです、結構削り屑が詰まってたりします。。。

例によってこれもWAGNER@神戸での販売を予定しています。
お値段は16,000円程度を考えていますので、ご興味のある方はご検討くださいませ。


昨年末からカトウセイサクショのモデルを引き継ぐ形で大西製作所というブランドが立ち上がっています。一時のカトウバブルはこれで収まるかと思いますが、実際の出来がどうなのやら現在はまだ入手していないのでわかりません。調べてみるとセルロイドだけではなくアセチロイドなどの軸も作っているようですね。