コクヨS&T フレーヌ(KOKUYO FLANE)

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コクヨが6月2日に発売した新型カッターナイフをフライング入手してたんですが、紹介は出遅れました(笑)
切る機能はもちろんですが、刃折りや交換時にもこだわった設計が売り物。
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/cutter/flane/
 
標準型が青、ピンク、白、黄緑の4色展開で346円、大型が黒、オレンジの2色展開で577円。
替刃は標準型が5枚入りで231円、大型が5枚入りで346円。
 
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いろいろな売り文句を持っている商品ですが、まずはカッターナイフで一番大事な切る機能から。
大きな特徴は2つ、まずは業界初のフッ素加工刃の採用。ガムテープなどを切っても糊が付きにくくなっているという触れ込み。実際に段ボール梱包の開梱などに使ってみましたが、多少は効果があるようです。

もう一つの特徴は刃の繰り出し部分を製品上部にもってきたトップスライダー構造。通常は右利きの人に合わせて製品の左側面にスライダーを持ってくるのが一般的ですが、スライダーの位置によっては持ち難かったり、左右非対称で左利きの方には使い難かったりしていました。トップスライダーにして、グリップ部分を左右対称にすることによって、どちらの手で持っても使いやすくなるようにしているようです。ユニバーサルデザインを進めるコクヨの面目躍如というところでしょうか。

そして今回商品名の由来にもなっている、刃を折るとき、交換するときに刃に「触れぬ」まま作業ができるようになっています。専用の刃折り器をセットで販売して、正確かつ安全に刃を折ってもらえるようにしています。でもこの刃折り器を常に携帯するわけにもいかないので、一応製品後部のキャップ部分にも簡易刃折り器が設置されています。
交換はコクヨのサイトの動画を見てもらうのが一番わかりやすいですね。
 
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交換も3枚目写真の下側にある刃の保持部分に特徴があります。黒いパーツの中ほどにPUSHの文字が入っていて、ここを押すことで刃のホールドが解除されます。専用替刃のケースは一枚ずつ刃が繰り出せるようになっており、繰り出された刃に触れることなくこのホールド部分でつまみ上げれば良いという事らしいです。

が、正直言ってこれは専用替刃を買ってもらうための戦略っぽい、専用替刃を使わないと商品の特徴がまるで生きないんですよね。製品は比較的値段を抑えてきていますが、替刃はオルファの同サイズ替刃と同じ値段で枚数半分ですから、ちょっと高すぎる気がします。コクヨの事ですから大々的に売り出しておいて、いつの間にか廃版ってなことにならないことを祈ります(*´艸`)

でも逆に言えばフレーヌ用の替刃は規格的には一般的なサイズなので、替刃を購入すればフッ素加工刃で糊がつきにくい特徴は、手持ちのカッターにも転用できます。