パイロット ダウンフォース(PILOT DOWNFORCE)

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パイロットから6月に発売になったノック加圧式のボールペン。
完全なパクリ商品です!
トンボ・エアプレスが提唱した通常リフィルにノックする都度加圧する機構そのものをそのまんまパクってます。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/oil_based/downforce/index.html

ノック部分にポンプ機構を仕込んでリフィル後部の空気を圧縮することにより、本来ボールペンが使えない横向き・上向きの筆記を可能にしています。実際同じリフィルを加圧せずに上向き筆記するとすぐにかすれてしまいますが、加圧していれば普通に使うことができます。
 
ノック解除はクリップを押し上げるタイプ、ノックでもクリップでも解除できればいいんですが、クリップが折れたら全く使えなくなる形式。これは個人的にはあまり好みじゃないです、エアプレスは再ノックによる解除ができるのにね。

軸径はφ13.7mmとこの手の一般向けボールペンとしてはかなり太め。わざとなのか機構的にこのサイズに名なってしまったのかはわかりませんが、これは作業服のポケットなどに収めるにはちょっときついと思います。
 
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後追い商品だけにエアプレスの最大の難点であるインク容量は解決してあります。
 
パイロットのドクターグリップ4+1やフィードなどのマルチペンによく使われているBKRF-6Fを採用して、エアプレスの倍近いインク容量を確保しています。
お値段も420円と比較的抑えられていますが、ちょっと一般用としては高いですね。
 
やっぱり現状ではパワータンクが210円で買えることを考えると、この価格で複雑な機構のペンを作ることに意味があるのかと思ってしまいます。おまけにコンセプトから丸パクリのペンですから、個人的には高い評価はできませんねぇ。