シェーファー PFM II(Sheaffer Pen for Men II)

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どーむの大好物PFMのバリエーション。
これまで金ペンのPFMIIIを3本とPFMVを1本入手しましたが、パラジウムシルバーニブのモデルを初めて入手しました。あまり人気が無かったのか市場に出てくる数が少なくかなりレアです。でも人気も無いのでw値段も上がらないんですけどね( ̄▽ ̄;)
 
外見的特徴としてはスチールキャップにプラスチック軸の組み合わせ。クリップもスチールでクロームメッキされています。PFMの名前を与えられていますので、当然インク充填方式はスノーケル。軸内部の構造的には金ペンモデルと全く変わりません。
 
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ただこれは非常に入手した際に状態が悪く、吸引ができませんでした。セラー側が全く万年筆に知識のない方で、値段も投げ売り価格。対応も最悪だったのであまり期待もしていませんでしたが、想定していた以上にひどかったです。軸を磨いたり、汚れを落としたりは何とかなったのですが、サックやOリングが劣化しているのはどうにもならず師匠に修理していただくことになりました。
修理のレポートはこちら。
 
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ニブはパラジウムシルバー合金、ニブに「PdAg」の刻印があります。
シェーファーの古いペンでは良く使われている素材ですが、現在ではパラジウムの値段が高騰しているためとても廉価版のペンに使える素材ではなくなっています。オールドシェーファーのお約束としてある程度ニブは反っているのですが、パラジウムシルバー自体がかなり硬い金属なので、ちょっとシェーファーらしいタッチを感じることはできません。

残すはIとIVですが、これもタマ数が少ないので見つからないだろうなぁ。。。